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味噌を常温保存したときの賞味期限
味噌は日本にまだ冷蔵庫が無かった時代から、伝統的な調味料として多くの日本人に使用されており、本来は常温で保存されていたんです。未開封の状態で正しく常温保存を行った場合の賞味期限は、2〜3ヶ月といわれています。味噌は発酵食品なので、腐りにくいことから、常温での保存が比較的しやすい調味料といえるでしょう。
しかし常温保存するときに、気をつけなければいけないのが湿気です。味噌は湿気に弱く、湿度が高いと風味が損なわれ、味が落ちてしまいます。そのため梅雨の時期には保存により注意する必要があります。
味噌を常温で保存する時はできるだけ湿気が少なく、直射日光のあたらない場所で保管することを心がけるようにしましょう。
味噌を冷蔵保存したときの賞味期限
昔は味噌を常温保存することが普通でしたが、現代では冷蔵保存という便利な保存方法があります。冷蔵保存での味噌の賞味期限はおよそ1年といわれていて、常温保存と比べると4倍以上の差があります。味噌が苦手な湿気のない環境が保たれているため、保存場所としては最適といえますね。
味噌は空気に触れてしまうと風味が落ちたり、変色してしまう可能性があります。変色してしまった場合でも味噌は食べることができますが、やはり味は落ちてしまうんです。
ですから、味噌の容器の内側にあるシートは剥がさないのが鉄則。もし誤って捨ててしまったり、入っていない場合は容器のなかで味噌の表面にラップをしたり、ジップロックに移し替えて空気を抜き保存するなど、ひと工夫することで味噌のおいしさをより長持ちさせましょう。
味噌を冷凍保存したときの賞味期限
ほとんどの方は味噌を冷蔵保存、もしくは常温保存していると思います。ですが味噌は冷凍でも保存ができるんです。冷凍保存の方が冷蔵保存よりも長持ちしてくれそうなイメージですが、冷凍保存も冷蔵保存と同じように、賞味期限はおよそ1年といわれています。あまり味噌を使わないという家庭の方は、冷凍庫で保存するほうがいいかもしれませんね。
一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍室の温度は−18度なのに対して、種類にもよりますが味噌は−30度から凍るといわれており、家庭用の冷凍庫で凍ることはありません。なので使いたい時に、ほとんど解凍の手間なく使うことができるんです。
冷凍保存の場合も冷蔵保存と同様に、味噌が空気に触れないようにラップやジップロックを使い保存することで、おいしさを長持ちさせることができます。
味噌の1番いい保存の方法は・・・
上記のように3種類の保存方法を挙げましたが、冷蔵保存がもっとも保存方法として適しています。常温保存と比べて長い期間保存することができ、空気に触れないように注意して保存すればおいしさを保つことができます。
冷凍保存も有効ではあるのですが、一度冷凍してしまうことで味が劣化してしまうという説もあります。冷蔵庫がいっぱいで、冷凍庫で保存するしかないという人以外は、賞味期限が同じである冷蔵保存がもっとも適しているといえますね。
保存方法についての注意点
味噌の保存方法について紹介しましたが、例外的に賞味期限が短めになってしまうものがあります。それはあらかじめ調味料が加えられた「だし入り味噌」や、塩分の量が調整された「減塩味噌」などです。
味噌に調味料を加えたり、塩分の量を調整したものなので、本来の賞味期限よりも短めになってしまいます。保存方法に関係なく、なるべく早めに使いきるようにしましょう。
また一般的な味噌と比べてカビが生えやすくなっており、腐敗してしまう可能性も出てきてしまうので、特に常温保存をする際には注意が必要です。
もし色が変わってしまったら…?
注意していても、うっかり味噌を劣化させてしまうこともあるかもしれません。味噌は、空気に触れた状態で長期間置いておくと、だんだん茶色味が増していきます。
もちろん悪くなっているわけではないので食べられないことはありませんが、風味は少々劣るよう。その時は味噌汁など味噌の味がダイレクトに伝わってくるお料理ではなく、味噌炒めなど、他の調味料も合わせて使うお料理にするのがよいでしょう。
▼例えば、こんなレシピはいかがでしょうか?
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