ライター : きく

関西地方の節約ごはん「木の葉丼」とは

「木の葉丼」とは、卵丼にかまぼこやさつま揚げなどの具を入れる丼のことです。それに、いろどり用の三つ葉やネギなどをプラスして完成します。

味付けは卵丼とほぼ同じで、出汁に醤油、みりんなどを使い、好みで少し甘みをプラスして仕上げます。

関西地方の大衆食堂定番メニュー

木の葉丼は、関西の大衆食堂で人気のメニューとなっています。お値段が安く、うどんとの相性がいいので、関西のうどん屋さんでは定番メニューとしても親しまれているんですよ。また、おうちでも、節約メニューや一般的な家庭料理としてもよく食べられています。

「木の葉丼」の由来は?

かまぼこや三つ葉など、卵以外の具材を木の葉に見立てたことが名前の由来とされています。実は石川県でも、この木の葉丼のような丼料理が存在しているんです。

その名も「玉子丼」。卵以外の具材にスポットを当てている関西とは違い、卵を中心としたネーミングになっているのが石川県の玉子丼です。具材や作り方などに変わりはなく、単に呼び方の違い。呼び方にも、地方それぞれの特色があっておもしろいですね。

ほかの丼との違いは?

「木の葉丼」と似ている丼として、「衣笠丼(きぬがさどん)」、「若竹丼」、「ハイカラ丼」があります。「衣笠丼」は甘辛く炊いた油揚げと青ねぎ、「若竹丼」はたけのことわかめ、「ハイカラ丼」は、天かすや具なしかき揚げを、それぞれ卵でとじた丼です。

木の葉丼の基本レシピ

かまぼこやしいたけなどの具材を、出汁や調味料と一緒に煮ます。出汁が沸騰したら玉ねぎを入れ、火が通ったら少量の溶き卵とネギを投入し、残りの溶き卵でとじれば完成です。時間がかからず、調理も簡単なので、忙しいときやさらっと食べたいときに作ってみましょう。

木の葉丼の人気アレンジレシピ3選

1. めんつゆ使用!シンプルな木の葉丼

めんつゆを使う、簡単な木の葉丼のレシピです。めんつゆのほっこりやさしい風味に、胃袋もホッとするはず。最後にかいわれやネギ、豆苗などを散らして、味のアクセントにしましょう。シンプルなので、どんな副菜や汁物とも合いますよ。

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