高知生まれの南海の妖精「のれそれ」とは?食べ方や旬の季節など徹底解説

高知県の珍味としても知られる「のれそれ」。見た目の美しさから南海の妖精とも呼ばれています。そんな「のれそれ」の食べ方や旬、名前の由来など徹底解説します!なんと新鮮第一な「のれそれ」は、通販でも購入できるので、ぜひご家庭で召し上がってみては?

2019年4月25日 更新

南海の妖精「のれそれ」とは

「のれそれ」とはアナゴの稚魚で、高知県土佐の海産珍味です。のれそれの大きさは通常5~6cmくらいですが、中には2mを超える大きさのものまであります。扁平した特殊な形は抵抗が大きく沈みにくいので、海流や波に漂っていて、プランクトン生活を送るのに適しています。細くて長い形状をしているので、タチウオやギンボの幼魚と間違えられやすいですが、タチウオなどは幼魚の時から成魚と同じ色や形をしているので違いがわかるでしょう。

のれそれは透き通った体をしており、神秘的な姿から水の妖精とも呼ばれています。春になると福岡県では「しろうお」と呼ばれるものが食べられますが、透明な姿や生で食するところも、のれそれと似ていますよね。どちらも新鮮さが命の春の風物詩なんです!

高知の珍味代表「のれそれ」

高知県の珍味といえば「のれそれ」でしょう!期間限定で食べられるのれそれは、生で食べるので刺身の一種と言えますね。のれそれは高知県で獲れるイメージが大きいかもしれませんが、産地は愛知県や茨城県沿岸でもあり、鮮魚の状態で出荷されています。

マグロやひらめなど普通のお刺身もおいしいですが、のれそれは普段味わうことのできない、ほんのりとした甘みのある、地域限定の珍味なので、食べてみる価値は十分にあるでしょう。

のれそれの名前や由来について

では、「のれそれ」という名前の由来はなんなのでしょうか?のれそれの名前の由来についてはちゃんととわかっていません。のれそれは生命力が強く、漁獲されたあとにすぐ死んでしまうイワシシラスの上で、のったりして動いていることから「のれそれ」と付けられたという話もあります。

高知県西部では「タチクラゲ」、関西方面や岡山県では「べらた」とも呼ばれていますが、全国的には「のれそれ」と呼ぶのが一般的でしょう。

のれそれってなんの稚魚?

のれそれの正体は “アナゴの稚魚” で、学術的に葉状体と呼ばれており、透き通った葉っぱの形にも見えます。高知県でアナゴ類の幼生の総称のことをのれそれと呼びます。正式な名前はレプトケファレスの幼生です。高知県海域で漁獲されているのれそれはアナゴやクロアナゴが主体になります。漁獲方法はシラス網や定置網が一般的となります。

のれそれの旬の時期はいつ?

のれそれは高知県で梅の花が咲く時期になると、イワシシラスを漁獲する際に一緒に混じって姿を現します。早春の南国の代表の海の幸としても有名です。のれそれが食卓に登場すると春が近づいてきた実感をするほど土佐の人には親しまれています。

のれそれは早春から秋にかけてが旬の時期です。築地の方ではだいたい2月~5月にかけて入荷され、冬から初夏にかけて入荷する地域もあります。量が少なくとても貴重な存在で、わりとお値段もするようですね。

のれそれの食べ方

のれそれは基本的には、生の状態でゆずポン酢、酢味噌や、わさび醤油などを付けて食べます。おいしさは鮮度のよさによって左右されるので、新鮮なうちに食べるのがおすすめです。昔は鮮度の落ちやすさもあり、のれそれは一般家庭で食べられることはなく、南海の漁師だけの隠れた珍味だったとか。

のれそれの気になる味は、つるんとした食感はまるで心太のよう。淡泊でありながらわずかに甘みが感じられ、食べる人をやわらかな気持ちにさせてくれるような神秘に充ちた珍味といえるでしょう。

また、のれそれは生で食べるだけでなく、火を通して料理にも使われます。ネギと一緒に卵とじにしたり、すまし汁にも合うでしょう。茶碗蒸しやかき揚げなど、どんな料理にも合いやすいので、のれそれが手に入ったら試してみてくださいね!
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