ライター : ☆ゴン

「おかわかめ」とは?

おかわかめという名前ながら、海で採れるわかめではなく、土の中から芽が生えてくる葉物野菜です。葉を刻んだり加熱したりするとぬめりが出るうえ、わかめのようなビジュアルと食感から、その名がついたとされます。

地中に根塊があり、葉のつけ根にむかごができるつる性の多年草で、育てやすく家庭栽培にも人気の植物です。上手に育てればグリーンカーテンにすることも可能。そんなおかわかめの特徴や食べ方、おすすめのレシピを紹介します。

別名は雲南百薬(うんなんひゃくやく)

おかわかめは、南アメリカやアジアの熱帯地域に自生しています。ツルムラサキの仲間で、標準和名は「アカザカズラ」。中国から日本に薬草として伝わり、栄養価が高いことから「雲南百薬」の別名があります。

熱帯性植物なので寒さに弱く、秋には葉が枯れるものの、冬を越した球根が翌春からまた芽吹くのが特徴。日本では大分県の中津市が一大生産地として知られ、5月~10月が収穫の最盛期で旬です。

おかわかめのおいしい食べ方

おすすめの食べ方

おかわかめは、葉はもちろんのこと球根や茎、むかごまですべて食用にします。葉は生のままでも食べられますが、青くさく感じるため、さっとゆでるのが一般的です。ゆでて冷ましてから、ポン酢しょうゆやドレッシングをかけたり、和え物やナムル風に調理したりします。

むかごの食べ方

おかわかめのむかごは、山芋のむかごと見た目や味がほとんど変わらず、下処理法も同じです。ひと粒ずつが小さいので、水洗いしてからざるにあげて、こするようにして皮をむきます。あとは米に調味料と一緒に加えて炊飯すれば、ホクホク食感がおいしい炊き込みごはんが完成。

しょうゆや砂糖で甘辛く煮付けたり、素揚げにしたりバターで炒めたりと、いろんな調理法で楽しめます。シンプルに塩ゆでするか、レンジ加熱したものに塩をつけて食べても美味。球根もスライスしたり、すりおろしたりして、山芋のように生で食べることができる万能野菜です。

おかわかめの人気レシピ10選

1. シンプルでおいしい。おかわかめの和え物

さっとゆでたおかわかめを和え物にするレシピ。葉をざっくり刻み、しょうゆやみりん、ごま油と和えるだけで簡単に作れます。見た目もわかめの和え物にそっくり。素材本来の食感と味わいを堪能できるひと品です。

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