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この記事でわかること
イタリア生まれの「グラナパダーノ」と、「パルミジャーノ・レッジャーノ」の比較を解説。グラナパダーノはより手頃な価格で購入でき、飼料や脂肪分にも違いがあります。パスタやリゾット、おつまみなど、グラナパダーノのおすすめの食べ方とレシピもご紹介します。
グラナパダーノってどんなチーズ?
「グラナパダーノ」はイタリア生まれのチーズ。本場ではどの家庭にもあるといわれるほど親しまれているんですよ。
日本ではあまりなじみがないように思うかもしれませんが、パスタやスープにかける粉チーズの原料のひとつ。やさしい風味が特徴で、チーズのなかでも食べやすいです。
日本ではあまりなじみがないように思うかもしれませんが、パスタやスープにかける粉チーズの原料のひとつ。やさしい風味が特徴で、チーズのなかでも食べやすいです。
名前の由来は?
グラナとは「粒状」、ダーノは「ポー川周辺の平地」を意味します。ぽろぽろと細かくなることと、イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州、ピエモンテ州、ロンバルディア州など、ポー川の流域で作られていることが、名前の由来とされています。
また、発祥は古く、1135年にイタリアのキアラヴァッレという地方の修道院で、余った牛乳の保存方法として考え出されたという説が有力。
また、発祥は古く、1135年にイタリアのキアラヴァッレという地方の修道院で、余った牛乳の保存方法として考え出されたという説が有力。
パルミジャーノ・レッジャーノとの違い
種類 | グラナパダーノ | パルミジャーノ・レッジャーノ |
味わい | 上品な牛乳の甘さと微かな塩気 | クリーミーなコクのある深い旨み |
---|---|---|
原料 | 牛乳 | |
タイプ | ハード | |
熟成期間 | 最低9か月間 | 最低12か月間 |
価格 | 100gあたり約280円 | 100gあたり約400円 |
グラナパダーノとパルミジャーノ・レッジャーノは見た目がよく似ているため、混同されがちでした。しかし、製法が異なるため別のチーズとして定められたのです。1996年にDOP(保護指定原産地表示)を取得し、グラナパダーノの品質が厳しく管理されています。
1. 熟成期間
パルミジャーノ・レッジャーノの熟成期間は最低12ヶ月と定められているのに対し、グラナパダーノは最低9ヶ月と短いです。熟成にかける手間が少ない分、グラナパダーノのほうがややお手頃価格で購入できるといわれています。
2. 飼料
グラナパダーノ用の飼料は、牧草や干し草、わら、サイレージ(青刈りした作物をサイロに詰め、乳酸発酵させた飼料)、そのほかに穀物や植物をベースにしています。これは一般的かつ伝統的な植物性主体の飼料です。
一方パルミジャーノ・レッジャーノ用は、サイロで保存したサイレージは保存中に発酵による微生物が発生するためチーズの風味に影響を与えるとして、その使用が禁じられています。
一方パルミジャーノ・レッジャーノ用は、サイロで保存したサイレージは保存中に発酵による微生物が発生するためチーズの風味に影響を与えるとして、その使用が禁じられています。
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