ライター : tep

自宅で焼き魚をおいしく焼こう!

自宅でグリルを使って魚を焼くとき、みなさん、気をつけていることはありますか?最近のグリルは性能もグンと上がっていて、遠赤外線も当たり前。基本的に、とてもおいしく魚を焼くことができます。 でも、じつは簡単なコツを知るだけで、もっともっとおいしく焼けるんですよ。今回は、魚の焼き方をテーマに、グリルの上手な使い方、フライパンで焼くときのコツ、干物のおいしい焼き方をご紹介します。

グリルの上手な使い方

魚を焼く前に「塩」を

タレや味噌につけこんである魚は、焦付きを防ぐため、軽く拭き取ってから焼きましょう。塩焼きの場合、白身魚は焼く10〜30分前、青魚は焼く30分〜1時間前に塩を振るようにしてください。

グリル内の温度ムラを活かす

グリル内は構造上、温度にムラが生じます。どのグリルを使っても基本的に同じです。奥の方が高温、中央より端の方が高温。まずこの2つを覚えておきましょう。

アジやサバの開きを焼く場合、奥の方が高温なので、頭を奥側に。身の厚い頭部には火が入りにくく、逆に尾の部分は焦げやすいからです。

グリルに入りきらないことも多いサンマの場合、2つに切って焼きましょう。頭部側を奥に置くか、それぞれ両端に置いて身の厚い部分を奥に向ければ、ムラなく火が通ります。

火加減を意識する

焼き魚は通常、「強火の遠火がよい」といわれています。グリルではむずかしくても、強火の遠火の状態に近づけることは可能です。そのコツは、

1. 強火で5分ほどグリル内の温度を上げる、2. 網に油を塗る、3. 盛り付けるとき表になる面を上にして網にのせる、4. 焼き始めるとき、弱火にする

以上です。強火で焼かない、は基本。弱火にしてもグリル内の温度は一定時間、温度が維持されているからです。中火以上にすると焦げるだけなので、注意しましょう。

また、「身が7割、皮が3割」を意識しつつ、焼いている途中に、お酒やみりんを少量塗るとキレイな焼目がつきます。ヒレにアルミホイルを巻いておくと、焦げを防げます。

時短の焼き方

冷蔵や冷凍の魚を早く焼きたいときは、電子レンジで温めや解凍をしましょう。魚をポリ袋に入れてぬるい流水にさらすと、魚の表面の温度が上がるので早く焼けます。

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