おまけ)大人ならそば屋で一杯!「蕎麦前」のお作法

おそば屋さんで冷酒を一杯、なんてできたらかっこいいですよね!おそば屋さんには、おいしそうなおつまみがいっぱい。そばを食べる前に、それらを肴にお酒を楽しむことを「蕎麦前」と呼ぶそうです。 というわけで、今回は「手打ちめん処 はし」のご主人に「蕎麦前」のお作法も伝授してもらいました。

その1・まずは冷酒に板わさ、卵焼き

おそば屋さんのおつまみの定番といえば、板わさ、卵焼き、鴨焼き、天ぷらなど。特に、その店の看板のそばつゆを使っただし巻き卵を目当てに通いつめるお酒好きも多いのだとか。 合わせるのは、もちろん日本酒!夏場なら冷や、冬場は熱燗もいいですね。
つまみは、板わさ→卵焼き→天ぷら……とさっぱり系から油っぽい系に移行するのがポイント。今回は、定番の穴子天を頼んでみました。

その2・締めはやっぱりざるそば!

そして、締めはやっぱりざるそば!刻みのりが別皿で出てくる場合は、そばつゆに入れるのではなく、ざるのほうにのせるとのりの風味が損なわれません。
余談ですが、「もりそば」と「ざるそば」の違いはのりがのっているかどうかが目印。「ざるそば」のほうが格上で刻みのりがかかっています。

その3・長居をしないのが粋です

おつまみとお酒を仕上げるタイミングでそばを頼み、5分ほどで豪快の食べきって、あとはそば湯を堪能しましょう。「ひとり蕎麦前」なら、正味1時間程度。お寿司と一緒で、あまり長居をしないのが粋ですよ!
今回、紹介したお作法の多くは「そば通」の楽しみ方。「手打ちめん処 はし」のご主人・柳さんも「お客様の好きなように楽しんでいただければ、それがなによりです」とのこと。とはいえ、それって何度も通った達人だから言える意見で、そば初心者なら最低限の指針はほしいところ。 今回のアドバイスを参考にして、ぜひ本格的なおそば屋さんで繊細な和の粋を堪能してみてください!
【取材協力】 手打ちめん処 はし ご主人が毎朝仕込む手打ちそばが堪能できる。細めで滑らかな舌触りのそばが特徴。太めの「田舎そば」、風味のついた「変わりそば」などメニューは多彩。 住所:東京都文京区関口1-48-6 TEL:03-3268-7557 営業時間:11:30〜14:00、17:00〜20:00(土曜は11:30〜14:00のみ) 定休日:日曜、祝日 参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13006455/dtlrvwlst/3548707/
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