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もっと粋に楽しむための「そば」の作法
日本人なら誰もが大好きな「そば」。それだけに、本格的な手打ちそばの繊細な風味を堪能するためのお作法は知っておきたいところ。
刻みネギやわさびなどの薬味はそばつゆに入れる?
食べるときは音を立てていい?
食後のそば湯はどうすればいい?
そんな疑問の答えを専門店でズバリ聞いてきました。お話をうかがったのは、東京都文京区にお店を構える「手打ちめん処 はし」のご主人・柳 亮自さん。
今回はおまけで、そば屋さんでお酒を楽しむ「蕎麦前(そばまえ)の作法」もご紹介します!
1)まずは薬味なしで
手打ちそばのお店なら、挽きたてのそば粉の風味をしっかり受け止めるのがお作法。まずひと口めは、そばつゆにつけずに“そのまま”食べてみましょう。目を閉じて、鼻に抜ける繊細な風味を堪能できれば、あなたも立派な「そば通」です。
2)薬味はそばにのせて
刻みネギやわさびなどの薬味はそばつゆに入れずに、その都度、適量をそばにのせて食べたほうが、風味を楽しめます。もちろん、薬味をつゆに入れるのもNGではありません。その際は、薬味を入れる前に必ずそばつゆ本来の味も堪能しましょう。
3)一気に食べるのが最大のお作法
食べるときは、ひと口大のそばの下半分くらいをつゆにつけて味わうのが基本。すするときは、音を立ててもNO PROBLEM! 途中で噛み切らず、一気にすすりましょう。めんつゆの器は、手で持ってOKです。そばはすぐにのびて千切れてしまいます。出されたら、おしゃべりはストップして、5分ほどで豪快に食べきるのが最大のお作法。「手打ちめん処 はし」のご主人もそれが何よりうれしいそうです。
4)天ぷらの薬味も具にのせて
大根おろしなど天ぷらの薬味も天つゆに入れずに具材にのせて食べるほうが風味が引き立ちます。ただ、こちらもそばつゆ同様、天つゆの中に薬味を入れてもマナー違反ではありません。そこはお好みで。大衆店のランチセットなどの場合、そばつゆと天つゆが一緒の器で出されるパターンもあります。そんなときも薬味をつゆに入れなければ、それぞれの味を楽しめますね。
(「手打ちめん処 はし」では、そばつゆと天つゆは別々で出てきます。)
5)仕上げはそば湯でつゆを堪能
食後のお楽しみはそば湯。残ったつゆの器にそば湯を注ぎ、適度にうすめていただきます。温まることで、そばつゆ本来のだしの風味も開いてきて、ほっこり気分を味わえます。
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