ショウガオールを含む「しょうが」

しょうがの辛味成分である「ジンゲロール」には、冷えによって滞った血流の流れをよくする作用があります。血管を拡張する、血栓の生成を抑制するといったはたらきがあるため、血管の健康維持に役立ちますよ。

生のしょうがに含まれる「ジンゲロール」を加熱することで、一部が熱を作り出す「ショウガオール」に変化します。冷えて血流が悪くなったときには、しょうがを温めて摂るのがおすすめです。(※9,10)

DHA・EPAを含む「青魚」

さば、いわしなどの青魚に多く含まれるDHA、EPAは、血管の健康維持に役立ちます。

DHAは、記憶や学習などの脳の機能にかかわることで知られていますが、血管の弾力性や赤血球の柔軟性を高めるといった作用も。また、EPAには血栓を作りにくくし、血流をよくするはたらきがありますよ。(※3,11)

アルギン酸を含む「海藻類」

海藻類のぬめり成分である「アルギン酸」は、食物繊維の一種で、コレステロールの排出を促すはたらきがあります。

血管内でLDLコレステロールが増えすぎると、血管壁にたまるおそれが。それが活性酸素により過酸化脂質となって蓄積すると、血管を細くして血栓につながります。コレステロール値が高めの方は、海藻類を意識して摂るのがおすすめです。(※3,5)

食欲増進にも!「スパイス類」

スパイスには食欲増進消化の促進などさまざまな効能があり、「天然の薬」とも呼ばれています。体調に合わせて選ぶことで健康維持に役立つといわれていますよ。

活性酸素による脂質の酸化を抑える抗酸化作用や、血流を促進するはたらきがあるスパイスとしては、ターメリックやシナモン、ブラックペッパーなどが挙げられます。(※5,12)

血流をよくする食べ物以外にも工夫したいこと

血流を良くする工夫

  1. 運動する習慣をつける
  2. こまめな水分補給をする
  3. シャワーで済まさず入浴する
  4. きつい服装や長時間同じ姿勢でいるのを避ける

運動する習慣をつける

適度な運動は、全身の血行をよくするといわれています。なかでも「有酸素運動」と「ストレッチ」を組み合わせるのがおすすめです。

運動前後にストレッチをおこない、ウォーキングのような軽い運動を取り入れましょう。時間が取れなければ、なるべく歩く、階段を使うといった意識を持ち、ふくらはぎの筋肉を使うようにすると、血行促進につながりますよ。(※13)
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