ライター : chika

管理栄養士 / 公認スポーツ栄養士 / 調理師

食材をおいしく保つ「50度洗い」

「50度洗い」という言葉を、みなさん聞いたことはありますか?名前のとおり、50度の温度で食材を洗う方法で、言葉は聞いたことがありながらも詳しいやり方は知らないという方が多いのではないかと思います。この「50度洗い」を実践することで、食材をきちんとおいしいままで、保存することができるんですよ。

この記事では、「50度洗い」の正しい方法をご紹介します。ぜひトライしてみてくださいね!

50度洗いとは?

50度洗いとは、スチーミング調理技術研究会代表の平山一政さんが提案した方法。50度前後の温度で食材を洗うと、“ヒートショック”という現象により葉の表面の気孔が空き細胞が水分を吸収できるので、葉物野菜がみずみずしくシャキッとするんです。

50度洗いのメリット

メリット

  1. みずみずしさがアップし張りが出る
  2. 食材の旨味が増す
  3. 汚れが落ちる
  4. 色が鮮やかになる

果物、肉、魚にも効果あり

50度洗いのよいところは、葉物野菜だけでなく、そのほかの野菜、果物、肉、魚でも有効だということ。雑菌も10分の1に減るので、通常より日持ちするようになるといわれています。

野菜に含まれる「アク」を50度洗いによって取り除くことができるので、うまみが数倍アップすることも分かっているのです。肉類、魚類に関しては、悪くなってしまった脂分が除かれてうまみだけを残すことができますよ。

食材に残る農薬も落とせる!

50度洗いは、じゃがいもやごぼうなどに見られる土の汚れを落としますが、野菜や果物の表面に残った農薬などの薬剤も落としてくれるのです。小さなお子さまがいるご家庭では農薬の問題はシビアなため、積極的におこないたいですね。

50度洗いの正しい方法

食材をおいしく、日持ちさせることができるなら、ぜひとも実践したいですよね!そこで、正しい50度洗いの方法を、ご紹介したいと思います。

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