いま日本の若者に栄養失調が起こっている!? あなたは大丈夫?

なんとなく体がだるい、風邪をひきやすい、肌荒れが気になるなど感じたことはありませんか?もしかしたら知らぬ間に若年性栄養失調になっているかも……。一日三食しっかり食べていても起こりうる栄養失調の正体や対策についてまとめました。

いま若者に広がる栄養失調の正体とは?

栄養失調とは、私たちが生きるために必要なエネルギーや栄養素が不足する状態のことです。”栄養失調”と言うと発展途上国など食べ物の少ない地域で起こることと思っている方も多いと思いますが、食べたいときに好きなように食べることができる、そんな飽食の日本でも若者の間に栄養失調が広がっていることをご存知でしょうか?

日本で若者の間に広がる栄養失調の多くは、必要なエネルギー量は摂取できているが、必要な栄養素が不足している「栄養素不足タイプの栄養失調」と過度の痩せ願望などによって食事摂取量自体が不足している「エネルギー量も栄養素も不足しているタイプの栄養失調」です。

なぜ?若者に広がる栄養失調の原因

栄養失調の原因は、ずばり偏った食生活です。その背景には、食べたいものを好きなように食べることができる食生活や過度の痩身願望などがあります。

必要なエネルギー量は満たしているが栄養素が不足しているタイプの栄養失調では、コンビニエンスストアの食品やファストフード、レストランなどに偏った食事、自宅で食べるとしても好きなものだけを食べる、インスタント食品だけを食べるなどの偏ったスタイルを続けることが原因に。空腹(必要なエネルギー量)は満たされても、体が必要とする栄養素は不足している状態に陥ってしまいます。

必要なエネルギー量と栄養素が不足するタイプの栄養失調では、「食べない=太らない」というイメージにより食事の摂取量自体が不足。必要なエネルギー量も栄養素も不足するという状態が起こります。

栄養失調を回避するためには?

自分に必要なエネルギー量を知ろう!

1日に必要なエネルギー量は、1日の基礎代謝量×身体活動強度で求められます。

基礎代謝量は、基礎代謝基準値×体重(kg)で求められ、基礎代謝基準値は20代男性で24、女性で23.6、30~40歳代で男性22.3、女性21.7、50~60歳代で男性21.5、女性20.7です。

身体活動強度は、日中ほぼ座っているなど一日を通してあまり運動をしない人は1.5、座って仕事をすることが多いが移動、立位での通勤、家事、軽いスポーツなども行う人は1.75、移動や立って仕事をすることが多く、スポーツなどの運動を習慣としている人は2.0となります。

ただし、体重を標準体重まで減量する必要がある肥満の方は、標準体重×25~30kcalで求めます。標準体重は身長(m)×身長(m)×22で求められます。

食事の偏りをなくそう!

栄養素はそれぞれが単独で役割を果たしているのではなく、それぞれがサポートし合って体に必要な働きをします。体に必要な栄養素を過不足なく摂るためには、肉、魚、野菜、豆、海藻、乳製品、果物などできるだけ多くの食材を組み合わせて食べることが大切です。

さらに食品群を考えて摂ることが栄養バランスのよい食事ができるカギとなります。食品群には3色食品群と6つの基礎食品群などがあります。

今回は3色食品群をご紹介します。学校給食を思い出してみましょう。献立表の材料が赤、黄色、緑の食品群に分かれていたり、給食中に「赤色の食べ物は~」などの放送が流れたりしませんでしたか?
赤色は血や肉を作るもととなる主にたんぱく質やミネラルが豊富な食品のなかま、黄色はエネルギーのもとになる炭水化物や脂質が豊富ななかま、緑色は体の調子を整えるビタミンが豊富ななかまの3つの色に分かれます。

多くの食材から、さらにこの3色をバランスよく摂ることで食事の偏りをぐっと減らせます。
自分に必要なエネルギー量を知り、できるだけ多くの食材を摂り、さらに食品群を意識することで、現代の若者に広がる栄養失調を回避しましょう!

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