ライター : mihomiho

ひたひたのオイルにじっくりと!

3つの楽しい食材の組み合わせから生まれる、感動の“新しい味”を提案する「Three Good Things」。 今日は一度食べたら病み付きになるメイン料理、しっとりジューシーなコンフィの作り方をご紹介します。 選ぶ3つの食材は、骨つき鶏肉、レモン、ローズマリー。 「コンフィ」といえば、ビストロやワインバーなどでよく見かけるなんだかやたらとお洒落な料理…。食べたことのあるひとは、肉がほろほろとくずれ、ジューシーでうまみがたっぷり詰まったあのコンフィを、自分で簡単に作ろうとは思えないはず…。でも実はとっても簡単につくれてしまうポイントがあるのです。 そもそもコンフィとは、焼くのではなく、オイルでじっくりと煮るフランス発祥の調理法なのですが、今回はジップロックを使用します。 レモンとローズマリーとの相性はばつぐん。肉の臭みを消すだけでなく、香り高く味に奥行きをだしてくれます。手間をかけずにプロの味を楽しんでみてくださいね。

骨つき鶏肉×レモン×ローズマリー材料(2人分)

・骨つき鶏もも肉:2枚 ・オリーブオイル:60〜80g ・サラダオイル:60〜80g ・レモン:1個(皮のみ) ・ローズマリー:3~4本 ・にんにく:1片 ・塩:適量 ・小麦粉:適量

つくり方

1.塩をふった鶏肉を網の上に置き、ラップをしないまま30分程度冷やして水分をとります。
2.軽く塩をふきとり、ジップロックの中に鶏肉を入れ、ひたひたになるくらいの油を入れます。(オリーブオイルだけだと少ししつこいので、サラダ油と1:1程度の割合で漬けるのがおすすめです。)
3.レモンの皮、ローズマリー、スライスしたにんにくを2に追加します。レモンの皮とローズマリーはトッピング用に少し残しておいてくださいね。
4.ジップロックの空気をしっかりと抜きます。
5.お湯を沸かしたら火を止め少し冷まし、そこにジップロックを入れます。
6.だいたい60度くらいをキープしながら(冷めてきたら弱火で沸かす)置きます。
7.30分置いたらジップロックから鶏肉を取り出します。
8.皮目を中心に軽く小麦粉をまぶします。
9.油をしいたフライパンで皮目からカリッとするまで焼きます。ひっくり返して内側も軽く焼きます。
10.お皿に鶏肉、ローズマリー、レモンの皮をすってトッピングしたら完成です。
しっとりジューシーな鶏肉に、レモンとローズマリーのすっきりとした香り。 コンフィは冷めても味がなじみうまみが引き立ちます。あまった油は一緒に並べるパスタなどにも代用しても美味しいですよ。

【温度の保ち方】

60度をキープできるかは美味しさの秘訣。 いちいち温度をチェックするのが難しいor面倒な人は、炊飯器を使うのがおすすめです。炊飯器の中に70度程度のお湯をはり、そこにジップロックを入れて、あとは炊飯器で保温モードにしておくだけ。 このまま30分放置すればとっても簡単です。 <Three Good Thingsとは> 料理の組み合わせの楽しさは“3つ”から始まります。“気になってはいたけど使い方が分からない食材”も“慣れ親しんだ食材”も、3つの組­み合わせにすることで、次の週末取り入れたい理想のレシピになるから不思議。今まではそれをパンの間にはさみ、サンドイッチのレシピとしてご紹介してきましたが、10月からはちょっとパワーアップです。1週目はスープ(ポタージュ)、2週目はサンドイッチ、3週目はメイン料理、4週目はデザート、と一ヶ月で見るとまるでフルコースのようになるメニューを、それぞれ3つの楽しい組み合わせでご紹介します。 <レシピ監修> 森枝幹 2014年8月オープンのレストラン&バーSalmon&Troutのオーナーシェフ。国内外の星付きレストランで経験を積み、「omotesando sakaba」を経て出張料理人としても活動しています。
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