ライター : Uli

フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター

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沖縄の油味噌

油みそがたっぷりのっている小皿と油みそ入りの保存瓶

Photo by Uli

調理時間 90分
*豚肉を冷ます時間は含みません
沖縄の油みそは豚肉入りの肉みそのことです。油を意味する「アンダ」と、みそを意味する「ンスー」を合わせて、「アンダンスー」とも呼ばれます。豚肉の脂のコクがみそに負けないくらい濃く、甘めの味付けとよく合ってごはんが止まらなくなるのが特徴です。

豚肉は旨味の多い豚ロース肉か豚バラ肉のかたまりを使い、しっかりゆでて余分な脂を抜きながらやわらかく仕上げましょう。（※1）

材料（作りやすい分量）

油みその材料が並ぶ木製テーブル

Photo by Uli

作り方

1.豚ロース肉をゆでる

豚ロース肉をたっぷりの湯でゆでる様子

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豚ロース肉がしっかり浸るくらいの湯（分量外）を沸かし、豚ロース肉を入れて40～60分ゆでます。アクが出てくる場合は取り、竹串がすっと刺さるくらいやわらかくなるまでゆでます。

【ポイント】
・豚ロース肉全体が湯に浸るよう、厚い豚ロース肉を使う場合は半分に切ってゆでましょう。

2.ゆで汁に浸したまま冷ます

豚ロース肉をゆで汁に浸したまま冷ます様子

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時間がある場合は、ゆで終わったらゆで汁に浸したまま1時間ほど冷まします。時間がない場合は豚ロース肉をまな板に取り出して冷まします。ゆで汁はあとで使うため取っておきます。

【ポイント】
・熱いうちに切ると肉汁があふれ出してジューシーさが失われるため、冷ましてから次の工程にすすみましょう。

3.小さく切る

豚ロース肉を小さい角切りに切った様子

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5mm程度の角切りになるように小さく切ります。

4.こんがり炒める

角切りの豚肉をフライパンで炒めながら出てきた脂を拭く様子

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フライパンでこんがり表面が色づくまで中火で炒めます。脂がたくさん出てくるので、あっさり仕上げたい場合はキッチンペーパーで拭きとります。濃厚なコクの油みそを作りたい場合はさっと拭く程度にします。

【ポイント】
・臭みを飛ばすように、表面が色づくまでこんがり焼きましょう。

5.みりんと酒を加える

みりんと酒を加えて煮立たせる様子

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みりんと酒を加えて中火で煮立たせます。

【ポイント】
・アルコールを飛ばすようにしっかり煮立たせましょう。

6.合わせみそ、砂糖、ゆで汁を加える

合わせみそと砂糖を加えてヘラで混ぜる様子

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弱火にして、合わせみそと砂糖を加えて溶けるまで混ぜます。

【ポイント】
・合わせみそと砂糖は焦げやすいため、火を弱めて炒めましょう。
ゆで汁を加える様子

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取っておいたゆで汁を大さじ2～3杯加えます。ゆで汁を捨ててしまった場合は酒で代用します。

【ポイント】
・調味料が焦げないようにゆで汁を加えて水分量を調整しましょう。

7.ヘラで豚肉を潰しながら煮る

木べらで豚肉を潰す様子

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木べらやマッシャーで豚肉を粗く潰しながら、5～10分煮て完成です。

【ポイント】
・肉のゴロゴロ食感とホロホロ食感が楽しめるように粗く潰しましょう。
・冷めると固めになるので、ややゆるい状態で火を止めましょう。

油味噌の保存方法

油みそ入りの保存瓶と、ラップで小分けにしてフリーザーバッグに入れた油みそ

Photo by Uli

冷蔵で5日、冷凍で1カ月ほど保存できます。冷凍する場合は1食分ずつ小分けにしてラップでぴったり包み、フリーザーバッグに入れて密閉した状態で凍らせましょう。解凍は、冷蔵庫か常温で自然解凍するか、急ぐ場合は電子レンジ500～600Wで10～20秒ずつ様子を見ながら加熱してください。

油味噌の食べ方

油みそがのっているごはん

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ほかほかのごはんと油みその相性は抜群です。甘くてコクのある油みそでごはんの旨味が引き立ちます。味付けが濃い油みそは少量のせるだけで、ごはんを一杯ぺろっと食べてしまえますよ。焼き海苔とも合うのでおにぎりにするのもおすすめです。
スティック状に切った大根に油みそをつける様子

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油みそは野菜スティックにもよく合います。大根やきゅうり、にんじん、セロリなどお好みの野菜で油みそを少しつけて食べてみてください。油みその濃いコクと旨味が野菜のみずみずしさとマッチし、おいしく野菜を食べられますよ。

油みその作り方を覚えて沖縄気分を楽しみましょう

油みその作り方を覚えて、普段の食卓やお弁当作りに活用しましょう。ごはんや野菜スティックに合わせるだけでなく、調味料として炒め物や和え物にも使え、麺類や冷ややっこのトッピングとしても使えます。ぜひお好みの食べ方を見つけてみてください。
【参考文献】
※1 一家にひと瓶。『アンダンスー』があれば家庭円満！？ – オリオンストーリー
（2025/06/27参照）
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※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
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大満足のおいしさ。 定番料理にしたい。
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