ライター : TK

「パン・バーニャ」とは?

パン・バーニャとは、南仏、ニース風サラダを独特の丸い形のパンに挟んだサンドウィッチです。ニース風サラダというと、本来、野菜は生野菜のみを使った家庭的なサラダだそうですが、同じフランスでも、ニース以外の場所で出される「ニース風サラダ」には、茹でたじゃがいもや豆等が入っていて、本場ニースのサラダと若干違っているんだそうです。 このニース風サラダを丸いパンに挟んで食べるパン・バーニャは、ランチやピクニックに最適なスタイリッシュなサンドウィッチです。本場のものはかなりの大きさ、ボリュームたっぷり。ですので、切り分けて一人分にして食べるといいですね。 切り分ける時、中から何が出てくるのかわくわくするのも、パン・バーニャの楽しみの一つです。 尚、オリジナルのパン・バーニャに挟むサラダにはドレッシングはかけず、トマトやオリーブの汁をかけて食べるそうで、パン・バーニャには濡れたパンという意味もあるそうです。 ドレッシング抜きで作れば、ダイエット中の方にもお勧めですね。
それでは、パン・バーニャのアレンジレシピをご紹介していきます。

1.ハムとモッツァレラチーズ入り

大きな丸いパンの上部を切り落とし、中味をくり抜きます。 (くり抜いた中味はパン粉等にして利用しましょう。) 丸い器の様になったパンの内側にオリーブオイルを塗ります。また、切り取った蓋の部分の内側にもオリーブオイルを塗ります。 次に詰め物をします。これはお好みの物を順に詰めればいいのですが、参考例として、 底にローストしたパプリカを敷きます。 次に紫玉葱のスライス、生バジルの葉、半分に切ったオリーブ、モッツァレラチーズ、トマトのスライス、再度生バジルの葉、ハム、最初に戻り、ローストしたパプリカ、モッツァレラチーズ、トマトという風にぎっしりと詰めていきます。 どうしても味をつけたい場合は、塩、胡椒、お好みの調味料をふります。 パンに蓋をし、ラップできっちりと包み、上から重しを乗せ2時間以上そのまま置きます。 一晩置くとベストだそうです。 切り分けて食べます。

2.ツナとゆで卵入り

オリーブオイル、酢、マスタード、塩、胡椒を混ぜ、ツナと和えます。 キュウリと玉葱も同様にこのオリーブオイルのミックスで和えておきます。 丸い大きなパンを水平に切り、やわらかい部分のほとんどを取り除きます。 オリーブを潰し、ペースト状にしたものを下のパンの底に塗ります。 生バジルの葉を乗せ、ゆで卵のスライス、ツナ、キュウリとタマネギの順に乗せ、もう一枚のパンで被せます。 パンをラップでしっかり包み、重しを乗せます。1時間以上置くか冷蔵庫に一晩入れます。 カットして食べます。

3.ローストチキン入り

フライパンにオリーブオイルを入れ、アンチョビを炒めます。 ニンニクを入れ混ぜながら炒め、オイルごと、オリーブ、ケーパー、レモン汁、タイムと一緒にフードプロセッサーで回し、ボールに入れ塩、胡椒します。 パンの内側両面にアンチョビのペーストを塗り、下の方のパンにヤギのチーズを広げます。 キュウリのスライス、玉葱のスライス、パプリカのスライス、ローストしたチキン、アルグラを乗せ、もう一枚のパンで挟み、ラップで包み重しを乗せ20分以上置くか、一晩冷蔵庫で冷やします。

4.地中海風ベジタリアンサラダ入り

パンを半分に切り、大部分のパンの柔らかい生地をちぎり取ります。 賽の目に切ったトマト、千切りのレタス、千切りのパプリカ、みじん切りの黒オリーブ、エキストラバージンオリーブオイル、レモン汁、みじん切りのパセリとバジル、塩、胡椒をボールに入れよく混ぜます。 野菜をパンに挟み、サンドウィッチにし、ラップで包み重しをし、1時間以上置いてから食べます。

5.バジルソースとアンチョビペースト入り

大きな丸いパンを半分に切り、中身を半分程取り除きます。 アンチョビ、ニンニク、マスタード、胡椒、オリーブを潰してピューレ状にしオリーブオイルで和えておきます。 下のパンにバジルソースを塗り、上のパンにアンチョビのピューレを塗ります。 ローストしたパプリカか茄子、ズッキーニ、レタス、バジル、生食用ほうれん草かアルグラを乗せ、上のパンで挟みます。ラップで包み重しをし、4時間から一晩冷蔵庫で冷やします。

編集部のおすすめ