ライター : あき

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里芋の皮がぬめりで剥きにくい…。原因は「シュウ酸」

Photo by あき

里芋の皮をむくと手がぬるぬるしたり、かゆくなったりするのは「シュウ酸」が原因です。この成分は水分と反応しやすく、皮に多く含まれています。

【かゆみの対策方法】
・加熱してから皮をむく(ゆでる・蒸す・電子レンジ)
・里芋をよく乾かしてから皮をむく
・むく前に酢を手に塗る


本記事ではかゆくなりにくい里芋の剥き方4種を詳しく解説します。(※1,2)

1. 定番で失敗が少ない。ゆでて皮をむく方法

手順

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1. 里芋の中央にぐるりと1周切り込みを入れる
2. 里芋がかぶるぐらいの水を入れて中火で10~15分ゆでる
3. 竹串を刺してスッと入るぐらいやわらかくなっていたら火を止める
4. ゆであがったらザルにとって粗熱がとれるまで冷ます

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切れ目から里芋を押し出すようにすると、つるんと皮が剥けます。熱くて直接さわれないときは、厚手のキッチンペーパーや軍手を使いましょう。

この方法は煮崩れせず表面がなめらかで、きれいな形を残したまま皮が剥けます。里芋のゴロッと感を楽しむ煮っころがしやパーティーやおもてなし料理にもおすすめです。

コツ・注意点

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・切り込みは里芋の中央に浅く入れる
・ゆでる時間は大きさによって調整する
・できれば水からゆでる


切り込みは里芋の中央に入れます。皮を剥がすのが目的なので、浅く入れてOK。深く入れすぎると里芋を傷つけてしまいます。

ゆでる時間は目安で、大きさによって異なります。小さめなら短く、大きめなら長めにゆでましょう。水から煮るのがおすすめですが、時間がないときはお湯からでもゆでられます。いずれにしても、竹串を刺して硬さをチェックしてくださいね。

2. 時短重視!電子レンジを使う方法

手順

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1. 里芋の中央にぐるりと1周切り込みを入れる
2. 耐熱皿に里芋を入れて水を回しかける
3. ラップをかけ、電子レンジ600Wで5〜6分ほど加熱する
4. 竹串を刺して火が通ったか確認する

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加熱後は温かいうちに剥きましょう。ゆでる方法より剥きやすさは劣りますが、つるんと剥けます。

この方法は手軽な一方、場所によっては皮がきれいに剥がれなかったり、火の通りが均一でなくやわらかくなりすぎてしまったりするのが難点。時間がない人やなるべく手間をかけたくない人には、ぴったりのやり方といえます。

コツ・注意点

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・加熱後はできるだけ温かいうちに皮を剥く
・加熱後は火傷しないよう注意する
・加熱時間は様子を見ながら調整する


里芋が冷めるにつれて剥きにくくなるので、加熱後はできるだけ温かいうちに剥きましょう。また加熱直後は熱いため、軍手や厚手のキッチンペーパー、布巾などを使って火傷しないよう注意してください。

加熱時間は里芋の種類や大きさ、お使いのレンジによって変わります。レンジ600Wで4〜5分を目安に、途中で様子を見ながら調整してください。

3. 食感にこだわる。蒸す/圧力鍋を使う方法

手順

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1. 里芋の中央にぐるりと1周切り込みを入れる
2. 鍋に蒸し器をセットし、里芋を置いて水をたっぷり入れる
3. 蓋をして強火で10~15分ほど蒸す
4. 竹串がスッと入る硬さになったら火を止めて粗熱を取る

※圧力鍋を使うときは、加圧後2分程で火を止める

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12分蒸したところ、ゆでたものと同じぐらいスルッと皮が剥けます。加熱ムラも少なく、一緒に蒸した里芋が全部同じような状態に。一部剥きにくいところがあったので、包丁で仕上げています。

蒸し器というとハードルが高く感じる人もいると思いますが、普段から蒸し料理を楽しんでいる人にはとてもおすすめです。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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