ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

里芋をむくと手がかゆくなる!防ぐ方法はあるの?

Photo by 稲吉永恵

里芋の皮をむくと、里芋に含まれるぬめり成分によって手がかゆくなることがあります。かきむしると余計にひどくなるため、かくのは厳禁。この記事では、野菜ソムリエが里芋の防ぐ方法や実際にかゆくなったときの対処法をご紹介します。里芋の下ごしらえに取りかかるときは、あらかじめ準備してからおこなうのがポイントですよ。

かゆみが軽減する里芋のむき方のコツ

  1. 里芋が乾いた状態で皮をむく
  2. 穀物酢を手につけてかゆみ防止
  3. 皮をむく最中にかゆみが出たときは、流水で手を洗ってから穀物酢をつけると有効
  4. 熱湯で3分ほどゆで冷水にとってからむく

里芋をむくときのかゆみにはコレ!穀物酢で解消しよう

1. 穀物酢を手に塗る

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里芋のかゆみには穀物酢が効果的です。まず皮をむく前に穀物酢を手に塗っておくのがおすすめ。皮膚が薄い手首の内側や手の甲側もかゆくなりやすいです。手のひらや指先だけでなく、全体的に塗っておくとよいですよ。

2. 里芋の皮をむく

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里芋は乾いた状態で皮をむくのがポイント。里芋が濡れた状態で皮をむくとかゆみ成分が手に付きやすいので注意が必要です。泥が付いた里芋なら、あらかじめ洗って泥を落としてからきれいに乾かしておくとよいですよ。

3. 途中でかゆみが出たら穀物酢を付ける

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皮をむいている途中でかゆみが出たら、流水できれいに洗ってから手に穀物酢を塗りましょう。里芋のぬめりはチクチクとしたかゆみを引き起こします。手をこすらず、穀物酢を塗って様子を見てくださいね。

熱湯で3分ほどゆでてからむく方法もおすすめ

1. 里芋をゆでる

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里芋のかゆみ成分は熱に弱い特徴があるため、お湯でゆでてから皮をむくとかゆくならずに済みます。里芋のかゆみに弱い方は、熱湯でゆでてからむく方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。まず鍋にお湯を沸かし、沸騰したら里芋を入れて3分ほどゆでます。

2. 冷水に取る

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里芋を冷水に取ります。

3. 皮をむく

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手で皮をむきます。外側の硬い皮だけがつるりとむけますよ。この方法は、皮むきのための下処理で完全に火は通っていません。里芋特有のぬめりや旨みは残したまま、皮をむくことができますよ。包丁を使わず皮がむけるため、お子さんにお手伝いを頼んでもよいですね。

レンジで加熱して皮をむく方法はこちら▼

裏技を使って里芋の皮むきで手がかゆくなるのを防ごう

里芋のぬめりはじわじわとかゆみが出てきて、一旦かいてしまうとなかなか治りません。あらかじめ、穀物酢を手に塗っておくと和らげることが可能ですよ。また軽く下ゆでしておく方法もおすすめです。かゆみ成分は熱に弱いため、手でむいてもかゆくならずに済みます。野菜ソムリエおすすめの裏技で里芋の皮剥きを快適におこないましょう!

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