固くならないまんじゅう作りのQ&A

Q1. 使う粉(薄力粉・強力粉・上新粉・白玉粉)で固さはどう変わる?

【薄力粉】
グルテンの量が少ない薄力粉で作ると、ふんわり軽い食感になります。

【強力粉】
グルテンの量が多い強力粉で作るとふっくらとは膨らまず弾力がある仕上がりになります。

【上新粉】
上新粉はうるち米が原料で、主に団子や餅に使われます。まんじゅうは上新粉だけで作ると固くなるので山芋を加えるとしっとりとした食感になります。

【白玉粉】
白玉粉はもち米が原料です。白玉粉だけではもちもちした団子や大福のような食感になります。

Q2. ベーキングパウダーと重曹、どちらが固くなりにくい?使い分けは?

ベーキングパウダーを使用すると、色は白く、においもなく仕上がります。膨らみ方は縦にふっくら膨らみます。

重曹を使うと、まんじゅうの色は黄色っぽく仕上がり、重曹特有のにおいが残ります。たくさん入れると、苦味や塩分を感じますよ。膨らみ方は横にもっちりと膨らみます。

固くなりにくいのはベーキングパウダーです。使い分けとしては、ベーキングパウダーは生地の風味を損ねないので、ふわふわ感のあるプレーンの蒸しまんじゅうにおすすめです。重曹は、色や味が気にならない黒糖まんじゅうや風味をいかす炭酸まんじゅうに使うとよいですよ。

Q3. 中に入れる餡の種類で、生地の固さは変わりますか?

変わります。餡の水分量が少ないと、ややパサパサに仕上がり生地と一体化しなくなります。水分量が多いほうが、しっとりとし口溶けがよい仕上がりになります。

Q4. 蒸し器がない場合、フライパンや鍋で代用できますか?

代用できます。深めのフライパンや鍋に皿を逆さにおいて台座にします。3cm程の水を注いでから沸騰させ、蒸気が上がったらを台座の上に皿にのせたまんじゅうをおいて蓋をしましょう。蒸し時間が長い場合、水分がなくなって空焚きになるおそれがあるので、水をつぎ足しながら加熱してください。またフライパンの蓋に蒸気がついて水滴がまんじゅうに落ちるのを防ぐため、布巾を巻くとよいですよ。

Q5. 一度固くなってしまったまんじゅうを、完全に元のふわふわに戻せますか?

完全に元のふわふわには戻せませんが、蒸し器で蒸し直したりや揚げたりすることでふんわりおいしく食べられます。

固くならないまんじゅうの作り方でふわふわ感を味わおう

Photo by 稲吉永恵

できたてのまんじゅうは、生地がしっとりふんわり、中のあんこはとろ〜りとして一気に2つ食べてしまうほど絶品でした!翌日、そのまま割って食べてみましたが、生地のしっとりさは健在。温め直すとあんこがやわらかくなり、作りたてとほとんど変わらない味わいを楽しめましたよ。

冷蔵保存すると皮が固くなりやすいですが、蒸し器で温め直すとほぼ復活。中に入れたのがなめらかなこしあんだったせいもあり、おいしくいただけました。冷凍保存のほうが味が落ちにくいと思います。作り始めてから15分で食べられる手軽さには驚きです!気軽に手作りできるので、ぜひ作ってみてください。

※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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大満足のおいしさ。 定番料理にしたい。
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