ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

菜の花の味噌汁を作ろう!

Photo by pomipomi

菜の花でおいしい味噌汁を作るコツ

菜の花の味噌汁を作る際は、加熱時間が大切です。菜の花は火が通りやすく、煮すぎるとやわらかくなりすぎて食感が悪くなるため短時間で仕上げるのがポイントですよ。菜の花を入れるタイミングは、味噌を溶いたあと。加熱時間はトータル1分〜1分半程度にすると良いですよ。

また菜の花は煮汁に苦味が出ることがあります。苦味が苦手な方は菜の花をあらかじめ別ゆでするのがおすすめです。1分弱ほど塩ゆでしてから冷水に取り色止めし、できあがった味噌汁に加えてサッと温めればOK。ゆですぎも防ぐことができます。

菜の花の味噌汁に合う具材は?

菜の花はほんのり感じる苦味が魅力です。菜の花だけで作る味噌汁は、特有の風味や苦味を味わえておすすめですよ。やさしい口当たりの豆腐やコクのある油揚げとも相性抜群。奥深い味わいになります。

ねぎを加えると、シャキッとした食感やさわやかな香りをプラスできる点がメリット。また食感の楽しいわかめやきのこ類はアクセントになります。卵を加えると食べ応えが増してお子さんにも喜ばれますよ。また旬が重なるたけのこや新玉ねぎなど春の食材もマッチします。

菜の花の味噌汁レシピ10選

1. 菜の花だけの味噌汁

特有のほろ苦さや香りが魅力の菜の花。風味を存分に味わいたいなら、シンプルに菜の花だけの味噌汁を作ってみましょう。すぐに火が通るため、下ゆでした菜の花が温まればOK。食感が残る程度でいただくのがおすすめです。

2. 菜の花とねぎの味噌汁

菜の花とねぎの味噌汁は、菜の花の旨味とねぎのさわやかな香りでついつい箸が進みます。食材の食感のバランスも絶妙で、最後まで飽きずに食べられますよ。菜の花は煮すぎると苦味が出るので、加熱しすぎに注意しましょう。

3. 菜の花と卵の味噌汁

菜の花の鮮やかな緑色と卵の黄色がとてもきれいなひと品。見栄えが良いため、ひな祭りやお花見など春のイベントにもってこいです。卵を合わせると味噌汁がまろやかになり、お子さんから年配の方まで幅広い世代に喜ばれますよ。

4. 菜の花とわかめの味噌汁

菜の花の風味とわかめの磯の香りは相性抜群です。わかめからも旨味が出るため、奥深い味わいに仕上がりますよ。レシピでは乾燥わかめを使いますが、生わかめや塩蔵わかめなどを使えばシャキッとした歯ごたえが味わえて絶品です。

5. 菜の花とにんじんと豆腐の味噌汁

菜の花とにんじん、豆腐が入る具だくさんな味噌汁は満足感があります。にんじんの甘味が広がり、菜の花の風味やほろ苦さが引き立ちますよ。具材の火の通り方に合わせて、にんじん、菜の花、豆腐の順に時間差で加えるのがコツです。

6. 菜の花と油揚げの味噌汁

菜の花との組み合わせる具材のなかでも一押しの油揚げ。コクと旨味が増し、味噌汁の味わいがワンランクアップします。ふんわりとした油揚げと菜の花のシャキッとした食感が絶妙なバランスなので、加熱しすぎないように気をつけてくださいね。

7. 菜の花としめじの味噌汁

クセのないしめじは、菜の花とマッチする食材のひとつです。おいしく仕上げるコツは加熱時間。どちらも食感がポイントなので、煮すぎてやわらかくならないようにしましょう。しめじのほか、エリンギやえのきだけ、しいたけともよく合いますよ。

8. 菜の花と大根の味噌汁

菜の花と大根の味噌汁は、大根のおかげで味噌汁の甘味が増してホッとする味わい。いちょう切りの大根がほっこりやわらかく、菜の花の食感や香りを引き立ててくれます。全体的にあっさりしているため、トッピングのかつおぶしがアクセントに。

9. 菜の花と新玉ねぎの味噌汁

菜の花と旬が重なる新玉ねぎ。味噌汁の具材としての相性もバッチリです。新玉ねぎの強い甘味が菜の花の香りや風味を包み、おかわり必須のおいしさですよ。菜の花同様、新玉ねぎもすぐにやわらかくなるため、様子を見ながら加熱時間を調整してくださいね。

10. 菜の花とたけのこの味噌汁

菜の花とたけのこを使う春の香り満載の味噌汁です。上品な味わいでおもてなしにもうってつけですよ。たけのこは水煮を使えばあっという間に仕上がります。菜の花は茎よりも蕾の部分が火の通りが早いため、時間差で加えるのがポイント。

合わせる具材は自在。菜の花味噌汁で春を先取りしよう!

菜の花の魅力は鮮やかな色やさわやかな香り、ほろ苦さ。和え物やお浸しにするのが定番ですが、ぜひ味噌汁に加えてみてください。菜の花はさまざまな具材とも相性がよく、何より春の訪れを感じられます。

おいしく作るにはゆで時間がポイント。煮すぎると食感を損ない苦味を感じるため、なるべく早めに火を止めるのがコツですよ。ぜひ春の献立に取り入れてみてくださいね。

編集部のおすすめ