ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

めんつゆで簡単。菜の花のおひたし

Photo by 稲吉永恵

調理時間 5
*冷蔵庫で漬け込む時間は含みません
めんつゆで作る菜の花のおひたしは、手軽に作れるうえ味が決まりやすいのがメリットです。短時間で調理可能ですが、ゆで方によっておいしさが左右されます。菜の花の独特のほろ苦さや香り、彩りを生かす調理のコツを参考に作ってみてください。

材料(2〜3人分)

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コツ・ポイント

  1. 菜の花のゆで時間は、茎を入れて30秒、蕾部分を入れて30秒が目安
  2. 塩を入れたお湯でゆで、冷水にさらして色止めをする
  3. 菜の花のえぐみを抑えるコツは、「蕾が固く閉じているものを選ぶ」「塩を入れたお湯でゆでる」「冷水にさらす」の3つ
  4. 味付けして水っぽくならないように、菜の花をゆでたら水気をしっかり絞る

作り方

1.菜の花を蕾部分と茎に切り分ける

蕾部分と茎に切り分けた菜の花

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菜の花はサッと洗って水気を切り、蕾部分と茎に切り分けます。

2.菜の花をゆでる

鍋で菜の花の茎部分をゆでる様子

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鍋にお湯を沸かし沸騰したら塩を入れ、茎を入れてゆでます。
茎をゆでる鍋に蕾部分を入れる様子

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30秒経ったら蕾部分を入れます。
菜の花をゆでる様子

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上下を返すように箸で動かしながら30秒ゆでます。

3.冷水にさらす

ゆでた菜の花を冷水にさらす様子

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すぐにザルにあげ、冷水にさらします。

4.水気を絞り、めんつゆにひたす

菜の花の水気を絞る様子

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菜の花が冷えたらすぐに水からあげ、手でギュッと水気を絞ります。
菜の花が入った容器にめんつゆと水を混ぜたものをかける様子

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保存容器やボウルに菜の花を入れ、めんつゆと水を混ぜたものを回しかけて漬け込んで完成です。すぐに食べてもおいしいですが、冷蔵庫で10〜15分ほどおくと味がなじみます。

めんつゆの濃縮加減一覧

めんつゆの濃縮加減が異なる場合は、下記を参考に味付けしてみてください。
めんつゆの濃度めんつゆ
ストレート大さじ4杯なし
3倍濃縮大さじ1杯と小さじ1杯大さじ2杯と小さじ2杯
4倍濃縮大さじ1杯大さじ3杯

よくある質問

漬け時間はどのくらいですか?

作ってすぐに食べられます。漬け込んで冷蔵庫で10〜15分ほどおいても、味がなじんでおいしいです。

作り置きできますか?

できます。清潔な容器に入れて冷蔵庫で2〜3日保存可能です。

冷凍する場合は水気を拭いて食べる分量ずつラップで包みフリーザーバッグに入れて密封しましょう。冷凍庫で3週間ほど保存可能。解凍するときは電子レンジ600Wで50秒〜1分15秒ほど加熱します。解凍すると水が出て味が薄まるため、めんつゆで再度味付けするとよいですよ。

冷凍菜の花でも作れますか?

作れます。冷凍菜の花は電子レンジ600Wで50秒〜1分15秒ほど加熱し、めんつゆで味付けをしてください。

菜の花のえぐみが気になる場合はどうすればよいですか?

マヨネーズやごま油を加えてまろやかさをプラスしたり、ツナ缶やすりごまなどコクのある食材を合わせたりするとえぐみや苦味が和らぎますよ。また、菜の花は蕾が開くと食感が悪く苦味が強くなる傾向があります。購入する際は蕾が固く閉じているものを選びましょう。

味の調整はどのようにすればよいですか?

甘味がほしい場合はみりん小さじ1杯程度、または砂糖小さじ1/2杯程度を入れて調整します。

レンジでも作れますか?

作れます。電子レンジで作る場合は、耐熱容器に菜の花を入れて水大さじ1/2杯をかけ、電子レンジ600Wで2分ほど加熱します。冷水に取って冷ましてから水気をしっかり絞りましょう。めんつゆで味付けして完成です。

味変はできますか?

からしを小さじ1杯程度加えてからし和えにしたり、一味唐辛子をふったりするとピリッとアクセントが出ます。ごま油をひと回ししても風味が増しておいしいです。

菜の花のおひたしはめんつゆで手軽に作ろう!

独特のほろ苦さが魅力の菜の花のおひたし。めんつゆがしっかり染みてシャキシャキッとした食感がおいしく、春の香りが存分に楽しめます。

お子さんや苦味が気になる方には、ご紹介したように味の調整をするのがおすすめですよ。ゆで方が一番のポイントなので加熱時間をしっかり守って作ってみてくださいね。

※お使いの機種によって、電子レンジの加熱時間は異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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