1. 黒いカビが生えている

大根の皮に黒いカビのようなものがある場合は、食べるのは避けましょう。カビのなかには、カビ毒が発生するものがあるためです。

たとえカビが生えた部分を取り除いていても、汚染されているおそれがあります。さらにカビ毒は熱に強いため、一般的な調理では完全に分解しきれません。もったいないですが、食べないようにしてくださいね。(※8)

2. 「センチュウ」の被害痕

黒い斑点が大根の皮に見られた場合は、センチュウの影響かもしれません。センチュウ(線虫)がいることで、表皮が水泡状になります。状態が進むと、黒く変色する場合もあるんです。

センチュウによって品質低下につながるおそれがあるため、大根を買うときは、皮に無数の黒い点がないか、しっかり確認しましょう。(※9)

生理障害で黒くなった大根の食べ方

栄養不良や温度などの影響で、生育に不具合が起きて大根が黒くなっている場合は、食べても問題はありません。しかし、味や食感が低下しているおそれがあるため、サラダのような生で食べる調理法は適しません。

ゆでたり、煮物にしたりなど、加熱して食べるのがおすすめですよ。(※1)

大根が黒いときは生理障害かどうかを確認しよう

大根の断面に黒い変色がある場合、青あざ症や生育不良によるものであれば食べても問題はありません。しかし、味や食感は落ちるため、ゆでたり煮たりといった加熱調理をしたうえで食べてくださいね。

一方、黒カビがついている、または腐敗が進んでいる場合は、食べないようにしてください。食べてよい変色を見極めるためにも、大根の表皮や中をしっかり確認してくださいね。
【参考文献】
(2024/10/01参照)
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