ライター : 夏目ミノリ

カメライター / 斧を操る薪割り女子 / 製菓衛生師 / 調理師

ペットボトルで簡単おやつ♪ シュワシュワ炭酸ゼリーを作ろう

Photo by 夏目ミノリ

ペットボトル入り炭酸飲料を使うと、シュワシュワっと爽快感のあるゼリーができます。しかも、ペットボトル容器のままで作れるので、使う調理器具も最小限でOK!洗い物も少なく済んで、とってもラクチンなんですよ。

SNSでも、いろんな炭酸飲料を使って作ってみている方がたくさんいます。特に、さっぱりとしたものがほしくなる夏に大人気。夏休み中の子どもたちのおやつにも大活躍しているようです。

とはいえ、決して失敗知らずなスイーツではありません。上手に作るためには、いくつか意識すべきポイントがあります。

そこで本記事では、製菓衛生師を持つ筆者が炭酸ペットボトルゼリーの作り方を丁寧に紹介しますね。失敗しやすいポイントも明記しているので、初めての方も安心して挑戦できますよ♪

材料(ペットボトル1本分)

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・炭酸飲料(常温)……500ml
・粉ゼラチン……8g

炭酸ペットボトルゼリーは、炭酸飲料とゼラチンのふたつがあればできます。材料が少ないので、低コストでできるうえに準備もラクでいいですよね♪

本記事ではぶどう味の炭酸飲料を用意しましたが、ほかの味でもできますよ。レモン味、オレンジ味、メロンソーダ味など、お好きな炭酸飲料で試してみてくださいね。

ただし、作るときは必ず炭酸飲料を常温にしておきましょう。冷たい炭酸飲料を使うと、ゼラチンがうまく混ざらず全体が均一に固まらないおそれがあります。できあがりにむらができないように、炭酸飲料は常温で使いましょう。

作り方

1. 炭酸飲料を30ml、150ml、320mlに分ける

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ペットボトルに入っている炭酸飲料を3パターンに計量して分けます。

まずは30ml。炭酸飲料にゼラチンを入れると泡が発生するので、とかしたゼラチンをペットボトルに入れる際に中身があふれてしまうことがあります。作業のしやすさを考えて、最初に炭酸飲料を少し減らしておきましょう。

ちなみに、この30mlの炭酸飲料はゼリー作りには使いません。そのまま飲んでしまっても大丈夫ですよ。

続いて150ml。こちらはゼラチンと混ぜ合わせるための炭酸飲料です。

最後に、320mlは残りの炭酸飲料です。ペットボトルに入った状態で置いておきましょう。

2. 150mlの炭酸飲料にゼラチンをとかす

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150mlの炭酸飲料を耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱します。600W1分程度の加熱でOKです。沸騰するほど熱々にしてしまうとゼラチンの凝固力が弱まってしまうので、過加熱にならないように気をつけましょう。

炭酸飲料が温まったら、ゼラチンを少しずつ入れてとかします。シュワシュワ~っと泡が発生しますが、びっくりしなくても大丈夫ですよ!

ダマになりやすいので、しっかりと混ぜてくださいね。

3. ゼラチン液をこしてペットボトルに戻す

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しっかりと混ぜたつもりでも、ゼラチンは意外ととけ残っているものです。舌触りが悪くなったり固まり方にむらができたりするので、一度ゼラチンを混ぜた炭酸飲料をザルでこしましょう。

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こしたゼラチン液をペットボトルに戻します。泡が増えると入れにくくなるので、そーっと注ぎ入れてくださいね。

4. 軽く振って冷蔵庫で冷やす

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ペットボトル内にゼラチンが行きわたるように、軽く振ります。

シャカシャカとシェイクするとキャップを開けたときに大変なことになるので、絶対に勢いよく振らないでくださいね!ペットボトルを逆さにして、戻して、また逆さにして……を3~4回程度やるくらいでOKです。

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あとは、ペットボトルを冷蔵庫で冷やせば炭酸ペットボトルゼリーの完成です。4~5時間くらいは冷蔵庫でそっとしておいてくださいね。

冷蔵庫で冷やす際は、必ずペットボトルを縦置きにしましょう。ペットボトルを寝かせていると、キャップを開けたときに炭酸の作用でゼリーが飛び出してくるおそれがあります。炭酸ペットボトルゼリーを作る前に、保管スペースの確保もお忘れなく!

失敗を防ぐポイント

  1. 炭酸飲料は常温のものを使う
  2. ペットボトルは縦置きにして冷やす
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