ライター : トイ

ライター / コピーライター

北海道の名物ドリンク「ガラナ」とは?

Photo by トイ

北海道ではおなじみの「ガラナ」。茶色の炭酸飲料で、見た目はコーラに似ています。

ガラナという植物の実を使ったドリンクで、もともとはブラジルで人気の飲み物なのだとか。ガラナの実にはカフェインやタンニンが含まれており、疲労回復や滋養強壮効果が期待できるそうです。

コーラが輸入されるよりも前に普及!

北海道におけるガラナの歴史は古く、なんと昭和30年代にまで遡ります。

北海道では「コカコーラ」が輸入される3年も前に、販売が始まったのだとか。そのため、ガラナの味が定着。コーラが輸入されるようになって以降も、北海道では親しまれるようになりました。

現在に至るまで、北海道ではどこでも購入できるほど人気のドリンク「ガラナ」。実は1つの会社だけで作られているのではなく、さまざまなドリンクメーカーが製造・販売しています。

同じ「ガラナ」でも味が違う?定番商品をご紹介!

Photo by トイ

コーラとはまったく異なる味わいのガラナ。どんな味なのか気になりませんか?

北海道でガラナを飲みたい方におすすめの、手軽に手に入る3種類を飲み比べてみました。

「コアップガラナ」

Photo by トイ

まず紹介するのは、株式会社 小原が製造している「コアップガラナ」です。

こちらは、販売されてから60年以上の歴史を持つロングセラー商品!北海道のガラナといえば「コアップガラナ」を思い浮かべる道民が多い、定番中の定番です。

Photo by トイ

その特徴は、素材へのこだわりです。

水は北海道・函館市近郊にそびえる横津岳の天然水を使っています。使われている甘味料には、北海道産のじゃがいもを主原料とした果糖ぶとう糖を使用。製造をおこなう工場も、函館に近い「七飯町」という町にあり、北海道産にこだわって作られています。

Photo by トイ

味わいはまろやかで、すっきりとした甘さが楽しめます。炭酸が強くないので、舌触りが滑らかです。

やや薬っぽさはありますが、これはガラナの実の味。クセはあるので好き嫌いは分かれる味かもしれません。甘味が強めで薬っぽい味なので、「ルートビア」や「ドクターペッパー」がお好きな方におすすめ。

ちなみに今回味を比べる3種類のなかで、もっとも色が薄いのがコアップガラナでした。

スーパーやお土産店でも購入できる!

コアップガラナですが、実はお土産としても人気の高い商品。そのため北海道内のスーパーのほか、新千歳空港の売店やお土産店でも販売されているのを見かけます。

手に入れたい方は、お土産を探しがてらドリンクコーナーを見てみるといいですよ!

「キリンガラナ」

Photo by トイ

つづいてご紹介するのが「キリンガラナ」。その名の通り、ビールやドリンクのメーカーであるキリンが北海道限定で販売しているガラナです。

こちらも発売されたのが1982年という、ロングセラー商品。長年多くのファンに愛されているガラナのひとつです。

Photo by トイ

キリンガラナの特徴は、炭酸の強さとクセの少なさ。

ガラナは見た目がコーラに似ていますが、今回の飲み比べる3種のうちもっともコーラに近い味わい。しっかり甘さがありつつも酸味も感じられ、強炭酸のおかげで喉越しも良いです。

クセが比較的少なめのガラナなので、初めてガラナを飲むのであればキリンガラナから飲むのがおすすめです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ