ライター : donguri

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パスタに塩を入れるのはなぜ?意外な理由もあった!

Photo by donguri

パスタをゆでるとき何気なく塩を入れているものの、「詳しい理由は分からない」という方は多いのではないでしょうか?

この記事ではなぜ塩を入れるのか、塩を入れてゆでたパスタはどんな違いがあるのかを詳しく解説!塩なしと塩ありでどのくらい味や食感が変わるのか、実際に比較してみた結果もお届けします♪

理由1. パスタに下味をつけるため

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ひとつめの理由が、「パスタに下味をつけるため」。下味をつけることで、「パスタとソースの味が馴染む」「全体の味が決まりやすくなる」といったメリットがあります。

ちなみに塩を入れるタイミングは、パスタを入れる前!塩はしっかりとお湯に溶かし混ぜておくことで、まんべんなく下味をつけることができますよ。

理由2. パスタにコシをだすため

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ふたつ目の理由が、「パスタにコシをだすため」。ある研究では、2%の塩分濃度でゆでたパスタはお湯でゆでるより硬い食感に仕上がることが分かっています。

ただしパスタをゆでるときの塩分濃度は1%が一般的ですが、硬さの違いを実感するには2〜3%の塩が必要です。2〜3%だとやや塩味が強くなるので、ソースを薄味にして調整する、ゆでたあと熱湯にくぐらせてパスタの塩気を抜くなどするといいですよ。(※1)

実際どのくらい違う?塩なしパスタと違いを比較

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塩を入れてゆでたパスタと、塩なしでゆでたパスタの味や食感を比較してみました。一般的には1%の塩を入れますが、本記事では食感の違いも検証するため2%で実験しています。

塩を入れてゆでたパスタは、ほどよく塩味が付いていてコシのある食感。一方塩なしパスタは味がぼんやりとしていて、塩味と比べるとやわらかな食感です。

ちなみにパスタは両方とも同じようにフォークでくるくると巻いて盛り付けましたが、写真で見てもわかるように塩ありパスタのほうが硬さがあるので形をキープできましたよ♪

ソースと合わせてみると……

それぞれのパスタをソースと合わせてみると、下味がついた塩ありのほうが味にまとまりがあり、一体感のある印象

塩なしはパスタのまわりにソースがコーティングされているような印象で、ソースとパスタ、別々に味を感じました。両方ともおいしいのですが、一体感のある味にするなら塩ありが断然おすすめです!

実験結果

  1. 塩を入れてゆでたパスタはほんのりと塩味がつき、塩なしと比べるとコシのある食感
  2. 塩ありはコシがあるため、フォークでくるくると巻いて盛り付けたとき形をキープできた
  3. ソースと絡めたときに、塩ありのほうが断然一体感がある味わい

ゆでるときに入れる塩の量について

お湯の量塩の量パスタの量
1L10g100g
2L20g200g
前述したように、パスタをゆでるときに入れる塩の量は1%が基本です。食感の違いを感じるためには2%ほどが理想ですが、しょっぱくならないように調整してくださいね。

またパスタをおいしくゆでるには、お湯の量も大切です。パスタ1人前(100g)につき1Lを目安にしましょう。

パスタのおいしいゆで方について詳しくはこちら▼
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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