簡単にサクサク。プロ直伝卵なし天ぷらレシピ

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調理時間 25
卵なしで作る天ぷらレシピです。衣の作り方、食材に衣をつける方法、揚げ方をくわしくご紹介するので、各工程ごとのポイントをおさえて作ってみてください。衣を薄くつけたい場合は水多め、厚くつけたい場合は水少なめで作りましょう。使用する食材はお好みでアレンジ可能です。

材料(2~3人分)

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  • 薄力粉 80g
  • 冷水 120~144cc(薄力粉の1.5~1.8倍)
  • お好みの油 32~40g(薄力粉の40~50%)
  • お好みの食材(無頭えび、かぼちゃ、さつまいも、ししとうなど) 適量
  • 揚げ油 適量(鍋底から2.5cm以上)

下ごしらえ

食材を切る

下ごしらえ済みの食材が並ぶ金属トレー

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・えびの尻尾を残して殻をむく。背わたをとって腹側に3~4カ所切り込みを入れ、背を下にして押しながら真っ直ぐ伸ばす ・さつまいもは約5mm幅の輪切りにする ・かぼちゃは約5mm幅の薄切りにする ・ししとうのヘタ上部を切り落とし、包丁で中心に縦の深い切り込みを入れる

作り方

1.薄力粉をふるう

茶こしで薄力粉をふるう様子

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薄力粉を茶こしでふるいます。

2.油と冷水をよく混ぜる

泡立て器で油と冷水を混ぜる様子

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油と冷水をボウルに入れて泡だて器でよく混ぜます。時間が経つと分離するのですぐに次の工程にすすみます。

3.衣の材料を混ぜる

衣の材料を泡だて器で混ぜた様子

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ふるった薄力粉を一気に加え、小さいダマが多少残る程度にさっと混ぜます。 ※多めの油(薄力粉の50%量)を使う場合は、先に油と薄力粉を練るように混ぜてから冷水を混ぜる方法もあります。

4.食材の水気を拭く

食材をキッチンペーパーで挟んで水気を拭く様子

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キッチンペーパーで食材を挟んで水気を拭きます。えびは尾の部分に水分が残りやすいため、つまむようにしてきっちり拭きます。 ※必要に応じて何度かキッチンペーパーを替えながら拭いてください。水分が残っていると衣がきれいにつかないだけでなく、油跳ねの原因にもなります。

5.打ち粉をする

食材に打ち粉をした様子

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ボウルに適量の薄力粉(分量外)を用意し、食材をひとつずつ入れて全体に薄力粉をまぶします。表面がつるっとしているかぼちゃの皮部分やししとうは衣がはがれやすいため、とくに入念に打ち粉をします。
打ち粉をした食材が並ぶ金属トレー

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余分な薄力粉を手で叩いて落とします。打ち粉が少ないと衣がつきにくく、多すぎると衣が油を吸って重たくなります。

6.衣にくぐらせる

輪切りさつまいもを衣にくぐらせて箸で持ち上げる様子

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食材を衣にくぐらせ、余分な衣が落ちるように箸で持ち上げて3秒ほど数えます。

7.油鍋にそっと入れる

ひとつずつ天ぷらを油鍋で揚げる様子

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170~180℃に熱した揚げ油にそっと入れ、1~3分揚げます。水分を飛ばすようにやや長めに揚げるのがポイントです。食材を入れてから1分ほど、衣が固まるまでは触らないようにします。

8.火が通ったら油を切る

さつまいもの天ぷらの油を切る様子

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さつまいもやかぼちゃなど、火の通りが遅い野菜は1分ごとに返しながら計3分、ししとうやえびなど火の通りやすい野菜や魚介は計1~2分揚げて油を切ります。

9.ザルや網の上で粗熱をとる

天ぷらをステンレス製のザルの上に並べた様子

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ザルや網に重ならないように並べ、油を切りながら粗熱をとって完成です。すぐに皿や紙の上にのせると油と蒸気で接地面がべちゃっとするため、盛り付けるまでの短い時間でも必ずザルや網の上に置いて油を切ります。 ※さつまいもやかぼちゃは、揚げたあとしばらく置くことで余熱で火が入って甘みが増します。

よくある質問

卵あり天ぷらと卵なし天ぷらでは仕上がりに違いはありますか?

卵ありの天ぷらはふわっと口どけの良いやわらかめの食感、卵なしの天ぷらはかためのサクサク食感に仕上がるのが違いです。卵ありの衣は卵の風味が濃く、ほんのり黄色に揚がるのも特徴です。

衣のかたさは調整できますか?

衣を厚くつけたい場合は薄力粉の1.5倍の水でかための衣を、衣を薄くつけたい場合は1.8倍の水でゆるい衣を作りましょう。油を多く入れるほどカリカリ食感が強くなるため、お好みで油の量も調整してください。

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