ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

生トマトで作るトマトジュースは濃厚で絶品!

Photo by 稲吉永恵

トマトがたくさん手に入る季節や熟れすぎて生では食べられない場合、ジュースにするのがおすすめです。トマトのおいしさがギュッと詰まった味わいで、市販のトマトジュースが苦手な家族もゴクゴク飲んでくれます。

そのままはもちろん、ビールで割ってレッドアイにしたりレモン果汁や塩を加えて冷製スープにしたりとアレンジも豊富。我が家では夏場に炭酸水で割って飲むのが「さっぱりしていて喉の渇きが潤う!」と大好評なんですよ。

野菜ソムリエ直伝!トマトジュースの作り方

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調理時間 20
*粗熱を取る時間、冷蔵庫で冷やす時間は含みません
保存期間:冷蔵で3日程度、冷凍で約3週間

生トマトが安価でたっぷり手に入る季節になったら、ぜひ自家製トマトジュースを作ってみてください。トマトの甘さが口いっぱいに広がって市販のものではものたりなくなるかもしれません。

完熟トマトがおすすめですが、甘みが薄いものや酸味が強すぎるものなどハズレトマトでもおいしく作れます。ポイントは煮詰め方。ぜひ参考にしてくださいね。

材料(作りやすい量)

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自家製トマトジュースをおいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. トマトは全体が赤く熟れた完熟のものを選ぶ
  2. 厚手の鍋を使い、中弱火で果肉が煮崩れるまで煮る
  3. イマイチなトマトだけで作る場合はしっかり煮詰め、塩で調味する
  4. ミキサーにかけてザルでこし、口当たりよく仕上げる
トマトは全体が真っ赤に熟れた完熟のものがおすすめです。厚手の鍋を使い中弱火で煮崩れるまでじっくり煮込んで、トマトの果肉だけでなく種や皮の旨みも引き出します。トマトの味わいが凝縮されよりおいしくなりますよ。

煮込んだらミキサーにかけてザルでこし、口当たりよく仕上げるのもポイント。熟してないトマトだけで作る場合は、しっかりと煮詰めてから最後に塩で調味すると旨みたっぷりに仕上がりますよ。

作り方

1.ヘタを取りざく切りにする

トマトのヘタをくり抜く様子

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トマトはよく洗い、ヘタをくり抜きます。
ざく切りにしたトマト

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ざく切りにします。

2.煮る

厚手の鍋にトマトを入れたもの

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厚手の鍋に1を入れて火にかけます。
蓋をしてトマトを煮る様子

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蓋をして中弱火で煮ます。
トマトから水分から出た様子

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5分ほど経つと、トマトから水分がじわじわと出ているのが分かります。蓋をしてさらに10分ほど煮ます。
ゴムベラでトマトを潰す様子

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蓋を開け、潰すように混ぜます。
トマトを煮て全体が崩れた様子

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画像のようにすべてのトマトが煮崩れたら火を止めます。そのまま粗熱を取ります。

3.ミキサーにかける

ミキサーに入れた煮たトマト

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2をミキサーに入れます。
煮たトマトをミキサーにかけたもの

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なめらかになるまでミキサーにかけます。

4.ザルでこす

ミキサーにかけた煮たトマトをザルでこす様子

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トマトの皮や種が口に残るので、3をザルでこします。
ザルに残ったトマトの皮と種

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ゴムベラで押さえてきれいにこしてください。
ボウルに入った生トマトジュース

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冷蔵庫で冷やして、トマトジュースの完成です。しばらくおくと分離するので、混ぜてから飲んでください。

トマトジュースのおすすめアレンジ3選

1. さっぱり喉を潤したいときに。トマトソーダ

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調理時間:3分

手作りのトマトジュースは濃厚でドロッとしています。さっぱり飲みたいときは、同量の炭酸水で割ってみてはいかがでしょう。すっきりとした味わいでゴクゴク飲めますよ。ジンジャーエールのように甘みのあるものでもOKです。

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