花粉症対策になる

トマトジュースに含まれるリコピンを継続的に摂取すると、花粉症の自覚症状を和らげる作用が期待できると言われています。花粉症の自覚症状をもち、アレルギーの指標が陽性である成人に対する試験では、花粉症の症状である水っぱな、くしゃみ、鼻のかゆみが抑えられる結果が出ました。

花粉症の症状が気になる方はトマトジュースを継続して飲んでみてもよいでしょう。(※8)

トマトジュースの効果的な飲み方

トマトジュースの飲み方

  1. 自分に合ったものを選ぶ
  2. 適量を摂取する
  3. 飲む時間を工夫する
  4. 油と一緒に摂取する

自分に合ったものを選ぶ

トマトジュースはそれぞれ含まれる栄養素が少しずつ異なっているため、自分に合ったものを選ぶのが大切です。塩分を控えている方は食塩が添加されていないもの、糖質を控えている方は糖質が少ないもののように、原材料を確認しましょう。

なかにはGABAやリコピンを多く含むものもあるため、ご自身がどの栄養素を摂取したいかで商品を選ぶのがおすすめです。(※5)

適量を摂取する

トマトジュースにはリコピンをはじめとしたビタミン類やカリウムが含まれますが、たんぱく質はほとんど含まれないのが特徴です。体に良い作用があるからといって、食事をトマトジュースだけにするような、極端な摂取は控えましょう。

バランスの良い食事を基本とし、足りない部分を補うような摂り方をするのがおすすめです。(※2,9)

飲む時間を工夫する

トマトジュースは朝飲むのがおすすめです。健康な人に朝・昼・夜のそれぞれの時間でトマトジュースを飲んでもらい、血中のリコピン濃度を測定した比較試験では、朝摂取した人たちの血中のリコピン濃度が倍以上多くなった結果が出ています。

リコピンを効率よく吸収したい場合は、朝にトマトジュースを摂り入れると良いでしょう。(※4)

油と一緒に摂取する

リコピンは油に溶けやすい性質をも栄養素です。油と一緒に摂取すると吸収率が上がるため、オリーブオイルを垂らして飲む、油を使った料理に利用する、などの摂取方法を選ぶとよいでしょう。

リコピンは熱にも強く、生のトマトに含まれている状態よりも、ジュースやペーストなど加工された状態のほうが吸収されやすいとも言われています。ジュースとして飲むだけでなく、料理に活用するとより効率よくリコピンが取れておすすめです。(※6,10)
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