種類別!体に悪いと言われるチーズ

プロセスチーズ

プロセスチーズが体に悪いと言われているのは、加工の際に乳化剤をはじめとした添加物が加えられていることが原因のひとつと考えられます。乳化剤として加えられるリン酸塩はプロセスチーズのほかにもさまざまな加工品に使用される添加物です。

過剰摂取によってリンの摂り過ぎになり、カルシウムの吸収を阻害することが心配されます。プロセスチーズ以外にも日頃から加工品をよく食べる場合は食べ過ぎに注意しましょう。(※18,19)

モッツァレラチーズ

モッツァレラチーズはチーズのなかでも脂質が少なく、塩分もほとんど含まれないため、体に悪いと制限するほどではありません。検索するとモッツァレラチーズが体に悪いという記事も見かけますが、チーズが体に悪いと言われているのと同じ内容が多いようです。

極端な量を食べ過ぎないように注意するように気をつければよいでしょう。(※13)

体に悪いとは限らない!チーズのいいところ

チーズに含まれる体にいい成分

  1. 骨の健康を保つ「カルシウム」
  2. 体の調子を整える「ビタミン類」
  3. 筋肉や細胞のもと「たんぱく質」
  4. 消化の良い「脂質」

骨の健康を保つ「カルシウム」

チーズにはカルシウムが豊富に含まれます。カルシウムは骨や歯の主な構成成分となる以外にも、体内のさまざまな反応に関与している栄養素です。不足すると骨や歯が弱くなるうえ、筋肉収縮や神経興奮の抑制にも影響が出るため、積極的に摂取する必要があります。

チーズに含まれるカルシウムはほかのカルシウムよりも吸収率が高いことから、効率よくカルシウム摂取ができておすすめです。(※10,20)

体の調子を整える「ビタミン類」

チーズにはビタミン類も含まれます。とくにビタミンAやE、B2などが豊富です。ビタミンAは体の抵抗力を高め、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきで知られています。ビタミンEは抗酸化作用があるため、老化対策をしたい方にもおすすめの食材のひとつです。(※5,6,8,21,22)

筋肉や細胞のもと「たんぱく質」

チーズに含まれるたんぱく質はチーズが作られる工程の発酵や熟成によって、アミノ酸や、アミノ酸がたくさん繋がったペプチドと呼ばれる物質に分解されています。これにより、消化吸収されやすいのが特徴です。

また、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なたんぱく質であり、BCAAと呼ばれるアミノ酸も含まれます。BCAAは運動時の筋肉の分解を抑え、運動後に摂ることで疲労を低減させる成分です。さらに筋肉の合成をおこなう作用があると言われ、運動を取り入れている方にもおすすめ。(※10,21)
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