1位 恵方巻を食べる(93票)

Photo by macaroni

いまや全国的にすっかり定番となった恵方巻の風習。もともとは商売繁盛のために、大阪の商人や芸子たちの間で始まったと言われています。

具材は七福神にちなみ、7種類を入れるのが基本。内容に決まりはありませんが、かんぴょうやしいたけ、うなぎなどを使うのが定番です。

恵方巻は「縁を切らない」にかけて、切らずに丸かじりするのがルール。その年の恵方を向き、話さずに食べるのがよいとされていますよ。

6位~10位のランキング結果

ここからは6位から10位に選ばれた「節分にやること」を、続けて紹介していきます。

6位 ひいらぎ鰯を飾る(14票)

Photo by photo ac

「ひいらぎ鰯」とは、ひいらぎに焼いた鰯の頭を刺して作る節分の飾り物。日本に古くから伝わる風習で、主に西日本を中心に定着しています。

魔除けの意味合いが込められており、家の中ではなく玄関先に飾るのが基本。鰯を焼いたときに出る煙とにおいや、ひいらぎのトゲトゲとした葉によって、鬼を追い払うことができると言われていますよ。

なお飾る期間は、地域や家庭によってさまざまです。「節分当日のみ」が主流とされていますが、2月いっぱいまで出しているところもちらほら。

7位 そばを食べる(12票)

Photo by macaroni

昔は節分が「年越し」と考えられており、節分に食べるそばを「年越しそば」と呼んでいました。しかし明治の改暦により「年越し」が大晦日に移ったため、「年越しそば」も大晦日に食べるものを指すように。

とはいえ蕎麦どころとして有名な長野県や島根県では、節分にそばを食べる風習が今も残っています。節分シーズンになると各スーパーの一角に、節分そばコーナーが設けられることもめずらしくありません。

ちなみに節分そばは具材や作り方に決まりがなく、食べる時間も自由ですよ。

8位 恵方スイーツを食べる(11票)

Photo by photo ac

「恵方スイーツ」とは、名前通り恵方巻をモチーフにしたスイーツのこと。ロールケーキをはじめ、ワッフルやカステラなどがあります。

生地に竹炭を混ぜ込んだり、ココア味のクレープを巻いたりして、海苔に見立てたものが多数。恵方巻そっくりのルックスで、見て楽しい食べておいしいのが魅力です。

毎年さまざまなメーカーから魅惑の商品が登場するため、発売を心待ちにしている人がたくさん。家庭で手作りする人も見られますよ。

9位 福茶を飲む(10票)

Photo by photo ac

福茶は福を招く縁起物のお茶。正月や節分などに、健康長寿や無病息災を願って飲みます。

作り方は、松竹梅のひとつである梅干し、「まめまめしく働く」を意味する福豆、「喜ぶ」にかけた昆布などを湯呑に入れ、お湯かお茶をそそぐのが主流。しかし山椒や砂糖などを加えるところもあり、地域や家庭によってもさまざまです。

もともとの由来は、平安時代に疫病が流行した際、病人に梅干し入りのお茶を飲ませたことがきっかけ。疾病が静まったことを当時の天皇が大いに讃え、やがて福茶を飲む習慣が広まっていったと言われています。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ