9. 自分でスパイスをチューニング「スパイスパブ・レグラージュ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

岡山市中心部ながら、大通りからひとつ入った路地にある隠れ家的な「スパイス呑み」のお店。お酒はクラフトビール、シードル、ナチュールワインなど。料理はカレーだけでなく、お酒に合う一品料理がたくさん用意されています。

店名の「REGLAGE(レグラージュ)」とはチューニングという意味。その名の通り自分で好みのスパイスをすり鉢でミックスし、カレーや肉料理、お酒などをチューニングできるのが楽しいところ。いろいろ試したくなっちゃいます。

ラムのケフタ(つくね串)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,050円(税込)
中東からインドにかけて食されるムスリム系の肉団子ケフタ(コフタ)。楽しいつくね串仕様での提供です。ジューシーな羊の旨味でビールにもワインにもピッタリ。

添えられたフムスをつけて食べたり、自分でブレンドしたスパイスを加えたりと楽しめます。

チキンカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ごはん150g 1,400円(税込)
お酒と一品料理を楽しんだらやっぱりカレーも食べたい、そんなときライスの量が選べるのはありがたいですよね。

辛さ、食感、香りのバランスが良いカレーなのでそのままでおいしいですが、後半は好みのスパイスを加えてみても楽しいはず。「このスパイスを足すとこんな香りになるんだ」なーんて勉強にもなっちゃいますよ。
店舗情報

10. 大阪の人気店が岡山へ「スープカレーなっぱ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

最後に紹介するのはとっておきの名店。大阪で熱烈な人気を博した「スープカレーなっぱ」が、2021年4月1日に岡山へと移転しているんです。とはいっても街中ではなく緑に囲まれたのどかな場所、備前焼の窯元「後楽窯」の跡地に!

シェフの「地域に根差した循環型の店作りがしたい」という想いが具現化された素晴らしいカレー店なのです。土日は朝9時から営業。アクセスは大変ですが、車があるなら最優先で行くべきカレー店といえましょう。

鶏ざむらい

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,500円(税込)
なっぱの定番「スープカレー」。とはいってもいわゆる「札幌スープカレー」とはまったくの別軸で、スリランカのカレーをベースにし、和出汁をガッツリ効かせた独自のアプローチなんです。

メッシュボールに入れ、手で転がしながら炙り焼いた鶏肉の香ばしさ。チーズがとろり、食べ進むにつれ味が変わる春巻き。生命みなぎるパワーを感じる地元岡山の10種以上の野菜。くるみを用いた食感の自在な変化。

ディテールまですべてシェフの想いに沿ってコントロールされた仕上がりに、感動すること間違いなし。大阪で名声を博したシェフがあえて岡山へ移転した理由は、このカレーを食べればよくわかるんです。
店舗情報

岡山に来たらカレーを巡るべし!

食材の宝庫・岡山には魅惑のカレーがいっぱい。当然、1泊や2泊では足りません。

「せっかく岡山に来たのに、なんでカレー食べるの?」なんて、旅の同行者に訊かれたらすかさず、「せっかく岡山に来たのなら、カレーを食べなきゃもったいないよ」と、堂々答えてくださいね。

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