ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

1. グレードアップしたカレーに注目!「すき家」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

カレーマニアにとって、牛丼チェーンのカレーといえば「松屋」一強でした。ところが2020年夏、「すき家」がカレーの刷新をした途端に状況が変わります。

新たなカレーは、牛肉との相性を主眼に置いたコク重視の欧風カレー。ウリだった固形具材はなくなり辛さはマイルドに……と書くと「それって良いことなの?」と思うかもしれません。

実際、プレーンでいただくと少し物足りない感があるのですが、トッピングとの相性で見違えるほどおいしくなるのです!「牛丼チェーンなら松屋」と長年決めていた私でさえ、最近は「すき家」利用率が上がりました。

チーズ牛カレー

Photo by macaroni

並850円(税込)
牛丼屋ながら高いクオリティのカレー。牛丼とカレーどちらも食べたいときにおすすめなのが「チーズ牛カレー」です。20種類以上のスパイスを効かせたカレーに、自慢の牛肉ととろ〜りチーズソースがトッピングされています。

カレーには玉ねぎやトマトの甘味が溶け込み、コクがしっかりと。チーズのマイルドさと混じり合うとなんとも言えない幸福感に包まれます。

2. チェーン牛丼カレーの王者も負けてない!「マイカリー食堂」

Photo by macaroni

ライバル「すき家」の台頭に、牛丼カレー界の王者「松屋」も黙ってはいません。カレー特化型業態「マイカリー食堂」を続々と店舗拡大しているんです。

「松屋」やトンカツ専門業態「松のや」などとのあいのり店舗を増やし、本気のカレー展開を強めています。(上の写真は千川店。「マイカリー食堂」と「松屋」のあいのり店です)

ベースのカレーをプレーン、欧風、トマトクリームから選べ、辛さやトッピングも自由。「松のや」を運営している強みもあり、カツカレーのカツも絶品です。

さらに最近は、スープカレーやカレーパンの販売も開始。夜中までのテイクアウトやデリバリーにも強く、カレーに対する欲求をオールマイティーに満たしてくれます

ほうれん草ロースかつカレー 3辛+チーズトッピング

Photo by macaroni

並 780円(税込) +とろーりチーズ 110円(税込)
さまざまなカスタマイズが可能な「マイカリー食堂」でのオススメはこちら。

プレーンのシャバシャバなカレーを、特辛にあたる「3辛」にチューニングし、チーズとほうれん草でまろやかさや食感に変化をつけます。

衣サクサクの分厚いロースカツは、他チェーンの追随を許さないクオリティ。辛くしたカレーを、ごはんやカツとともにバランス良く食べ進めましょう。

ハンバーグオムレツカレー

Photo by macaroni

950円(税込)
ボリュームたっぷりのメニューなら、ハンバーグオムレツカレーがおすすめ。ごはんにはオムレツが、カレーにはハンバーグがトッピングされた夢のようなひと皿です。

フルーティでほのかな甘みのあるカレーは、具材の繊維がかすかに残る本格仕様。スパイス感もあるカレーに、オムレツのマイルドさとハンバーグの肉肉しさを合わせればもう至福♪ しっかり食べ応えがあって、ワンプレート料理のような満足感がありますよ。

3. 本気のカレーに大注目「スープストックトーキョー」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2021年、四ツ谷にカレー専門店「イエロー」をオープンするなど、ますますカレーに本腰を入れてきた「スープストックトーキョー」。季節の野菜やフルーツを使った週替わりのカレーメニューがスープに並んで人気となり、マニアの舌を唸らせています。

また「スープストックトーキョー」で、ここ数年名物となっている夏のフェア「Curry Stock Tokyo」。スープ専門店が本気で作るカレーを届けたいという思いのもと、多種多様なカレーが登場します。期間になったら要チェックです。
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