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妊娠中に「さば」を食べても大丈夫?
「さば」は妊娠中に食べても問題ない魚です。妊婦さんにとっても、お腹の赤ちゃんにとっても必要な栄養がたくさん含まれているため、積極的に摂りたい食材ですよ。
妊婦さんがさばを食べるときはいくつか注意点があります。その内容を具体的に見ていきましょう。(※1)
妊婦さんがさばを食べるときはいくつか注意点があります。その内容を具体的に見ていきましょう。(※1)
妊婦がさばを食べるときのポイント・注意点
ポイント・注意点
- 刺身や寿司に注意
- さば缶ばかり食べ過ぎない
- 保存時は適切な温度管理をする
刺身や寿司に注意
妊娠中にさばを食べるときは、刺身や寿司のように生で食べることは控えましょう。さばにはアニサキスの幼虫がいる可能性があります。そうした魚を生で食べてしまうと、激しい痛みを伴う食中毒を引き起こすおそれが。
食酢では死滅しないため、しめさばも避けて、よく加熱したさばを食べるようにしてください。(※2)
食酢では死滅しないため、しめさばも避けて、よく加熱したさばを食べるようにしてください。(※2)
さば缶ばかり食べ過ぎない
料理をするのが大変なときには、さば缶を活用するのも良い方法です。保存も利くので常備しておくと、妊娠中に限らず出産後もなにかと便利ですよね。
ただし、さば缶のような缶詰ばかりを食べ過ぎると、ビスフェノールAという化学物質の影響を受けるおそれがあります。妊娠中は、極端に缶詰に偏った食事は避けたほうが安全です。(※3)
ただし、さば缶のような缶詰ばかりを食べ過ぎると、ビスフェノールAという化学物質の影響を受けるおそれがあります。妊娠中は、極端に缶詰に偏った食事は避けたほうが安全です。(※3)
保存時は適切な温度管理をする
さばはアニサキスによる食中毒のほか、ヒスタミンによる食中毒にも注意が必要です。ヒスタミン食中毒は、ヒスチジンを多く含む食材の温度管理が不適切な場合に起こります。厄介なことにヒスタミンは加熱しても死滅せず、味や臭いに変化がないのが特徴。
ヒスタミン食中毒を引き起こさないためには、購入したさばは室温で放置せず、速やかに冷蔵保存するようにしましょう。(※4)
ヒスタミン食中毒を引き起こさないためには、購入したさばは室温で放置せず、速やかに冷蔵保存するようにしましょう。(※4)
【Q&A】妊娠中はさばの水銀量に注意が必要?
A:さばは「特に注意が必要でない」魚に分類されてます。
妊娠中に注意が必要な水銀量の多い魚はいくつかありますが、さばは安心して食べられますよ。さばのほかにも、ツナ缶、あじ、鮭、いわし、かつお、ぶりなども同様です。こうした魚を食生活に取り入れて、バランスの良い食事を心がけましょう。(※1)
妊娠中に注意が必要な水銀量の多い魚はいくつかありますが、さばは安心して食べられますよ。さばのほかにも、ツナ缶、あじ、鮭、いわし、かつお、ぶりなども同様です。こうした魚を食生活に取り入れて、バランスの良い食事を心がけましょう。(※1)
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