ダイエット中には嬉しい低カロリー

春雨には炭水化物以外の栄養素がほぼ含まれません。脂質やたんぱく質といったエネルギーになる栄養素もほとんど含まないため、カロリーを抑えたい場合にはおすすめです。

ただし、春雨だけを食べると糖質を単品で食べているのに近い状態になるため、血糖値は上がりやすくなります。糖質量にだけ注目するのではなく、糖質の吸収を穏やかにする食物繊維や脂質、たんぱく質もスープやサラダの具材として一緒に食べるのがおすすめです。(※10)

糖質制限中に春雨を食べるときの注意点

春雨を食べるときの注意点

  1. 量に気をつける
  2. 食べ方に気をつける
  3. 食べる時間に気をつける
  4. 糖質が気になる場合は代用する

量に気をつける

GI値の低い緑豆春雨であっても、麺料理の麺の置き換えとしてたっぷりの量を食べてしまうと、全体としての糖質の摂取量が多くなり過ぎるため注意が必要です。

普通春雨の場合は、低カロリーに抑えられていたとしてもGI値もうどんより高いことから血糖値も上がりやすいため、スープやサラダに少量加える程度にするのがおすすめです。(※7,8)

食べ方に気をつける

春雨を使った料理には春雨がメイン食材になるものもあります。麻婆春雨やチャプチェのように春雨そのものの量が多いだけでなく、甘辛い味つけで糖質を含む調味料を使っている場合は、より糖質が多くなるため注意が必要です。

さらにそれらを主菜としてごはんを組み合わせるような食べ方は、食事全体の糖質量が多くなりやすいため糖質制限中には避けましょう。

食べる時間に気をつける

仕事で夕食が夜遅い時間になってしまう場合も注意が必要です。特にインスタントの春雨スープは具材も少なく、糖質の吸収を穏やかにするたんぱく質や脂質、食物繊維を十分に摂れないおそれがあります。

また、食事の間隔が空いていて空腹時間が長く続くと血糖値が下がりやすく、そのあとの食事で早食いやドカ食いに繋がりやすいです。

さらに春雨の種類が普通春雨の場合は血糖値が上がりやすくなるため、夕食が夜遅くなる場合はその前の間食として春雨を活用するとよいでしょう。(※7,9,10)

糖質が気になる場合は代用する

春雨をメインとした料理が食べたい場合は、春雨をしらたきやこんにゃく麵など糖質のほとんどない食材に置き換えるのもおすすめです。

これらの食材であれば食物繊維が多いため、調味料やほかの料理からの糖質の吸収も穏やかにすることが期待できます。メニューに合わせて上手に使い分けるのがおすすめです。(※10)
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