ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

さわやかで旨み広がる!トマトだしは万能

Photo by 稲吉永恵

トマトだしとは、トマトでとるだしのこと。みそ汁やパスタなどさまざまな料理に使えます。味わいはトマトの酸味と旨みが感じられてとてもさわやか。さっぱりとしてとてもおいしいですよ。この記事では、野菜ソムリエがトマトだしの作り方をご紹介します。使い方もぜひ参考にしてくださいね。

プロが教える。旨み抜群のトマトだしレシピ

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調理時間 20
保存期間:冷蔵庫で2〜3日

野菜ソムリエ直伝の黄金色に輝くトマトだしをご紹介します。トマトだしの材料はトマトだけ。強火ではなくコトコト弱火で煮ることでトマトの旨みをじっくり引き出します。トマトがたくさん手に入ったときや生で食べるには熟しすぎた……という場合の活用法としてもおすすめですよ。

材料(作りやすい分量)

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トマトだしをおいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. トマトは完熟がおすすめ
  2. 弱火でじっくり煮る
  3. ザルでこし、果肉は軽く押さえる
トマトだしには、なるべく完熟した赤いトマトを使います。トマトの旨みや香りを存分に感じられますよ。作るときは強火ではなく弱火でコトコト煮るのがポイント。アクをこまめに取りながらじっくり旨みを抽出させましょう。

できあがったらザルでこします。果肉はぎゅっと絞らず軽く押さえることで透明感のある黄金色のトマトだしに仕上がりますよ。

作り方

1.トマトを切る

まな板でカットしたトマト

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トマトはよく洗ってからヘタ部分をカットし、ざく切りにします。

2.鍋にトマトと水を入れて火にかける

鍋に入った水とトマト

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鍋にトマトと水を入れて中火にかけます。
火にかけたトマトと水が沸騰した様子

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沸騰したら弱火にします。

3.弱火で15分煮る

トマトを煮る鍋のアクを取る様子

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途中でアクが出てきたら取り除きます。
トマトを煮た様子

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弱火で15分煮たら火を止めます。

4.ザルでこして完成

キッチンペーパーをしいたザルでトマトだしをこす様子

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ザルにキッチンペーパーをしいてトマトだしをこします。
お玉で果肉を押してだしをこす様子

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お玉やゴムベラなどで軽く果肉を押さえて、だしを残さずこします。残ったトマトはカレーやシチュー、トマトソースなどに活用できますよ。
ボウルに入ったトマトだし

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黄金色のトマトだしのできあがりです。

トマトだしの使い道はたくさん!

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さっぱりとしたトマトだしはたくさんの使い道があります。トマトの香りや酸味、旨みが感じられ、スープやポトフ、パスタ、リゾットなどに使うと相性抜群。

そのほかにも、おでんやそうめんのだしなど和食にもマッチしますよ。しょうゆやみそと相性がよいので、みそ汁やお浸しなどさまざまな料理に活用してみてくださいね。

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