ライター : taki

料理家

自家製に挑戦!イカの一夜干しレシピ

Photo by taki

調理時間 30
*干す時間は含みません
省スペース・短時間でイカの一夜干しが作れます。イカを捌く手間はかかりますが、作ってみると意外と簡単。なにより自分で作る干物は格別ですよ。旨味がぎゅっと詰まった一夜干しにするために、捌き方・干し方のコツは必見!新鮮なスルメイカが手に入ったら、ぜひ、昨今人気の自家製干物に挑戦してみてください。

材料(2〜3人分)

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作り方

1.スルメイカの胴を開く

キッチンばさみでスルメイカを切っている様子

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エンペラを下にしてスルメイカをまな板に置き、キッチンばさみを使って胴を真ん中から開きます。

2.くちばしと目を取り除く

スルメイカのくちばしを取り除いている様子

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下足の付け根の部分にハサミを入れて、くちばしを手で取り除きます。
スルメイカの目を取り除いている様子

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目を取り除く際は、潰さないように後ろから手で押し出してください。

3.内蔵と軟骨を取り除く

スルメイカの内臓を取り除いている様子

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内臓は破れないように持ち上げるようにして取り除きます。このとき、墨袋を破らないように注意してください。
スルメイカの軟骨を引き抜いている様子

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軟骨の部分を引き抜きます。 ※アニサキスがいないか目視で確認してください

4.スルメイカを洗う

スルメイカを洗っている様子

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スルメイカをさっと洗います。下足の部分は吸盤を擦るようにしてしっかり洗います。

5.塩水に浸ける

ボウルに塩を入れている様子

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ボウルに水を入れ、塩を入れて塩水を作ります。
塩水に浸けたスルメイカ

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スルメイカを塩水に浸け、冷蔵庫に入れて30分ほどおきます。

6.スルメイカを干す

白いバットに入れた竹串をさしたスルメイカ

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キッチンペーパーで水気を拭き、スルメイカが丸まらないように、竹串をさします。
ネットに入れてスルメイカを干している様子

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ネットに入れて風通しのよいところで干します。昼間であれば4時間ほど、夜間であれば6時間ほど干してください。

7.できあがり

ざるにのせたイカの一夜干し

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表面が乾いたらできあがり。食中毒の危険があるため、必ず加熱してから食べてください。

コツ・ポイント

  1. 塩分濃度は5%を目安に塩水を作る
  2. 風通しのよい室外の物干し場で干す
  3. 一夜干しはささっと短時間で焼き上げる
  4. 冷凍保存も可能
塩分濃度は5%を目安に塩水を作りましょう。しっかりと塩味を感じられる濃度なので、浸ける時間が長くならないように注意してください。

スルメイカの準備ができたら風通しのよい室外で干します。鳥や動物が来ないように、ネットを使って、物干し場に吊して干すのがおすすめ。

できあがった一夜干しは、焼きすぎると硬くなってしまうため、ささっと短時間で焼き上げるのがポイントです。

すぐに食べない場合は、1杯ずつラップで包んで冷凍保存が可能。保存期間は1週間が目安です。
※保存期間は目安です。ご家庭での衛生管理をお願いいたします。

おすすめの食べ方

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完成したイカの一夜干しは、必ず加熱して食べてください。おすすめはグリル。竹串を外したら、中火で両面を3〜4分焼きましょう。フライパンで焼く場合は食べやすい大きさに切り、サラダ油を軽くひいてから焼きます。

こんがりと焼けたら皿に盛り、マヨネーズや七味唐辛子をつけて食べるとおいしいですよ。

※スルメイカの大きさや厚さによって加熱時間は異なります

気軽に作れる、自家製イカの一夜干しレシピ

新鮮なスルメイカで作る、自家製の一夜干しレシピ。捌き方のコツを覚えれば、2回目からはもっと簡単に作れます。塩分濃度はお好みで調整し、自分好みの一夜干しを作ってみてくださいね。グリルやフライパンでさっと焼いたら、コリっとした食感とぎゅっとイカの旨味が詰まったひと皿のできあがり。お酒のあてにぴったりですよ。

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