加圧トレーニング後におすすめの食品

「たんぱく質は筋肉を作る材料になる」というのはよく知られていることですが、たんぱく質であればなんでもいいわけではありません。たんぱく質はアミノ酸という成分が集合して構成されており、なかでも体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。

必須アミノ酸は、筋肉をはじめ、髪の毛や爪など、わたしたちの体を作る大切な成分。この必須アミノ酸が含まれているたんぱく質は「良質なたんぱく質」と呼ばれ、摂取することが推奨されています。

食品中に必須アミノ酸がバランス良く含まれているかは、「アミノ酸スコア」という数値で表されます。100を満点とし、数値が高いほど良質なたんぱく質を含んでいると言えます。ここからは、アミノ酸スコアが高い食品をご紹介しましょう。(※5,8)
たんぱく質量アミノ酸スコア
鶏むね肉21.3g100
12.2g100
牛乳3.3g100
大豆(乾)33.8g100
(※9,10)

鶏肉

たんぱく質を含んだ食品の代表格とも言えるのが、お肉ですよね。鶏肉・豚肉・牛肉ともに、アミノ酸スコアは100です。

しかし、豚肉と牛肉は比較的脂質が多め。トレーニング効果を高めるには、鶏むね肉やささみなど、脂質の少ないものを選ぶと良いでしょう。

卵も、トレーニングのお供には定番の食材です。アミノ酸スコアは100で、お肉と同様に良質なたんぱく質を含んでいます。

油を使う目玉焼きやスクランブルエッグより、ゆで卵にしていただくのがおすすめですよ。

乳製品

動物性たんぱく質のほうが、アミノ酸スコアが高い傾向にあります。上で紹介した鶏肉や卵と同じように、牛乳もまた、アミノ酸スコアが100の食品。

そのほか、ヨーグルトやチーズなどの乳製品も良いでしょう。(※8)

大豆製品

大豆は、その豊富なたんぱく質から、「畑の肉」とも呼ばれています。植物性たんぱく質のなかでは優秀で、アミノ酸スコアは100。

また、大豆由来のたんぱく質は消化吸収率もよいとされており、トレーニング後は納豆や豆腐も積極的に食べたいですね。(※11)

適度な加圧と食事で理想の体型を目指そう!

今回は、加圧トレーニングと食事の取り方について、詳しくご紹介しました。「ジムに行ってもなかなか効果が見られない……」という方は、一度加圧トレーニングのことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
※10 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2024/08/17参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ