ライター : macaroni 料理家 えも

料理研究家 / 調理師 / 製菓アドバイザー

生クリームが家にない...!

こんにちは。macaroni 料理家のえもです!この連載ではお菓子作りが大好きな私が、写真付きでていねいにお菓子の基本を解説しています。

お菓子作りによく使われる食材のひとつ、生クリーム。けれど、「生クリームって値段が高いし、カロリーも気になる...そもそも常備していない...!」なんて思ったことはありませんか?牛乳なら常備している家庭も多いと思うので、代用できるかも気になるところですよね。

そこで今回は、生クリームと牛乳それぞれの特性をお伝えしながら、生クリーム、生クリーム+牛乳、牛乳の3種類でチーズケーキを作り、仕上がりにどのような違いが出るのかをご紹介します。

生クリームと牛乳それぞれの特徴

生クリーム

原料が生乳(牛乳)100%で乳脂肪分を18%以上含んでいるものを指します。スーパーでは35〜47%のものをよく見かけるのではないでしょうか。乳脂肪分が低いほど、含まれる脂肪球の数が少なくなります。そのぶん空気を多く取り込んでいるため、口当たりが軽く、さっぱりと仕上がります。反対に乳脂肪分が高いと、脂肪球の数が多く、濃厚でコクのある味わいになります。

牛乳

殺菌処理した生乳の成分そのままのものと定義されていて、牛乳の乳脂肪分の基準は3%以上と決められています。製品によって違いはありますが、スーパーやコンビニなどで販売されている牛乳のほとんどが乳脂肪分3.5%以上の製品です。

生クリームを牛乳に変えてチーズケーキで大検証

生クリームと牛乳にはそれぞれどのような違いがあるのか、お分かりいただけたでしょうか?それでは、実際に生クリーム、生クリーム+牛乳、牛乳の3パターンでチーズケーキを焼き、仕上がりにどのくらい違いがでるのかを調べてみたいと思います!

基本レシピ(15cm丸型1台分)

  1. クリームチーズ......200g
  2. グラニュー糖......50g
  3. 生クリーム......200cc
  4. 溶き卵......1個分
  5. 薄力粉......20g
  6. レモン果汁......大さじ1杯
生クリームを生クリームと牛乳100ccずつ、牛乳200ccに変えて焼いてみます。

詳細レシピはこちら▼

焼き上がりを比較

生クリームで作ったチーズケーキは一番焼き色が強くつきました。牛乳で作った生クリームはかなり焼き色が薄く、牛乳と生クリームで作ったチーズケーキはちょうど中間くらいの焼き上がりです。

食感・味を比較

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