ライター : macaroni 料理家 えも

料理研究家 / 調理師 / 製菓アドバイザー

お菓子作りに塩は必要?

こんにちは。macaroni 料理家のえもです!この連載ではお菓子作りが大好きな私が、写真付きでていねいにお菓子の基本を解説しています。

甘いお菓子を作るのに塩を加えるのってなんだか不思議ですよね。塩を入れるのにはどんな意味があるのでしょう?そもそも塩って必ず入れなきゃいけないものなのでしょうか?
一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、お菓子作りにおける塩の役割をお伝えしながら塩を入れた場合と入れなかった場合でパイ生地を作り、どのくらい差が出るのかをご紹介します。

お菓子作りにおける塩の役割

まずはお菓子作りにおける塩の役割について見ていきましょう。

お菓子の甘さを引き立たせる

スイカに塩をかけると甘さが引き立ちますよね。それと同じでお菓子作りにおいても、塩を少々加えることでお菓子の甘さをより引き立たせることができます。
しかし、甘さを引き立たせたいからと言って塩をたっぷり入れると塩味が強くなってしまうので、必ずレシピに書かれた分量だけ入れるようにしましょう。

グルテンを安定させる

小麦粉のタンパク質の一種であるグルテンは網目状になっていますが、塩を加えることでこの網目を強くし、生地を安定させることができます。網目を強くしてグルテンを安定させることで、程よくコシが出て生地が伸ばしやすくなります。

塩なしで作るとどうなるの?パイ生地で大検証!

お菓子作りにおける塩の役割をお分かりいただけたでしょうか?
それでは実際に、塩ありと塩なしでどのくらい差が出るのかを調べてみたいと思います!

基本レシピ(パイ皿20cm1台分)

  1. 薄力粉......120g
  2. 強力粉......80g
  3. 水......80cc〜
  4. 塩......ひとつまみ
  5. バター(無塩)......15g
  6. バター(無塩)......100g
  7. 打ち粉......適量
塩あり、塩なしで2種類の生地を作り、焼いてみます。

詳細レシピはこちら▼

焼く前の状態・作業性を比較

基本(塩あり)のパイ生地

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