塩なしのパイ生地

塩なしで作った生地は伸びが悪く、力を入れて伸ばそうとすると生地の表面が破れてしまいそうになりました。生地が破れないように作業を進めれば問題なくパイ生地が作れそうですが、作業性は悪く感じます。

食感・味を比較

焼き上がりの膨らみにはそこまで影響はありませんでした。
塩ありで作ったパイ生地に比べ、味に締まりがなくぼやけているように感じました。塩味が全くないのでミルクの風味が強く感じられます。また、グルテンの形成が弱いせいか、サクサク感も弱く感じました。

塩はなるべく入れるべし!

Photo by macaroni

ほんの少しの塩の量なので、そこまで大差はないのかな?と思いましたが、仕上がりにかなり違いが出て驚きました。

検証の結果、レシピに記載してある塩はなるべく加えたほうが良い!ということがわかりました。単に甘さを引き立たせるだけでなく、上記で記載したようにグルテンの形成にも影響を与えるので、失敗を防ぐためにもレシピ通りに加えた方が良いでしょう。

今回はグルテンの形成が影響しやすいパイ生地で実験を行いましたが、他のお菓子ではまた違う結果が出るかもしれません。全てのお菓子において塩が必須というわけではないので、ぜひこの結果をいろいろなお菓子作りの参考にしてみてください。

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