栄養バランスのよい食事を意識する

栄養バランスのよい食事のなかに、適度にMCTオイルを活用しましょう。前述の通り、MCTオイルはケトン体の効率的な利用に役立ちます。

ケトン体の利用に着目したケトジェニックダイエットは、単なる糖質制限ではなく、三大栄養素のバランスを意識しておこないます。また、栄養バランスを厳密に管理するため、個人の判断で取り組むのはむずかしいでしょう。試したい方は、ダイエット外来への相談をおすすめします。(※1,2,3)

摂るタイミングは朝がおすすめ

MCTオイルは食品のため、好きなタイミングで取り入れることができますよ。継続的に摂りたい方は、毎朝サラダやコーヒーと一緒に摂るといった習慣をつけるのがおすすめです。

MCTオイルのなかには機能性表示食品とされる製品もありますが、医薬品や医薬部外品とは別に、大きなくくりで「食品」に分類されていますよ。(※13,14)

MCTオイルの効果を活かす上手な取り入れ方

※画像はイメージです

ポイント

  1. 揚げ物・炒め物の調理には使わない
  2. 栄養バランスに気をつける
  3. 摂り過ぎない
前述の通り、MCTオイルは、揚げ物や炒め物の調理には使えません。基本的にはできあがった料理や飲み物にそのままかけて使うのが、おすすめですよ。

ダイエット中は食事からの摂取エネルギーを無理のない範囲で調整する必要があります。栄養バランスを整えながら、MCTオイルを活用しましょう。

一日あたりの摂取量が多いと、おなかがゆるくなるおそれがあります。摂り過ぎには注意してくださいね。(※1,5,6,11)

【Q&A】MCTオイルダイエットにデメリットはある?

A:デメリットはあります。MCTオイルは一般的な油と同じカロリーのため、摂り過ぎると脂質が過剰となり、太るおそれが。

あくまでも油のひとつとして考え、「健康によさそうだから」という理由で摂り過ぎないように気をつけましょう。(※4,11,15)

【Q&A】 MCTオイルは空腹時に摂ってもよい?

A:空腹時のMCTオイルは、サラダと一緒に摂ることをおすすめします。食事は野菜から食べはじめると、血糖値の急激な上昇が抑えられるためです。

野菜から食べる方法を「ベジファースト」と呼びます。野菜をゆっくり時間をかけて味わうと、満腹感が得られ、食べ過ぎ対策につながるメリットも魅力です。(※16)

【Q&A】どれくらいの期間で効果が出る?

A:「日清MCTオイルHC」を使用した研究では、一日2gのMCTオイルを12週間継続して摂取することで、BMIが高めの人の体脂肪量やウエストサイズの減少が確認されています。

MCTオイルを摂ってすぐに痩せるわけではないため、一日に摂る量を守り、まずは12週間(約3ヶ月)続けてみてはいかがでしょうか。(※1)
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