ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

実はカレー激戦区!目黒のおすすめカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

知っていましたか?目黒区には目黒駅が存在しないことを。実は目黒駅があるのは品川区。何ともややこしいですよね。今回はそんな目黒駅から徒歩10分圏内にある、おすすめカレー店を紹介します。

一般的に目黒といえば、ラーメン激戦区として有名。ですが以前からカレーのおいしい店がたくさんあることは意外と知られていません。ネパール大使館やインドネシア大使館が近い土地柄、古くから現地系料理を提供するお店が多かったのも理由のひとつ。

ただ、ネパール人が集まる新大久保やインド人が集まる葛西のように「日本人客がひとりもいなくてハードルが高い!」なんてことはなく、どの店も気軽に入れるのも良いところ。交通の便も良いし、結構な穴場ですよ。

1. 東京を代表するカレーうどんの名店「こんぴら茶屋」

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創業1983年。今なお東京屈指のカレーうどんの名店として人気を誇る「こんぴら茶屋」。海外からの客や芸能人の訪問が多い店でもあります(筆者が訪問した日は韓国の人気グループのメンバーが来ていました!)。

提供されるのは香川県出身の店主による本場式の讃岐うどんですが、今やカレーうどん店と言っていいほどカレーうどんが人気になっています。閉店時間が23時と遅めなのもありがたいポイント。

もち入り牛かれーうどん

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1,400円(税込)
お店の一番人気「牛かれーうどん」にでっかいお餅がトッピングされた一杯です。とろーり超濃厚で出汁がきいたカレー汁、甘く煮込まれた牛肉、讃岐うどんらしく伸びの良い麺。

正統派でありながら、さすが!と唸らされる名作カレーうどんです。そして熱と水分を帯び、しだいにとろけてカレーと一体化していく餅。これがまたたまらないのです。
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2. インドネシアのカレーのおいしさに出会える名店「チャベ目黒店」

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インドネシア大使館が近い目黒、東京最古のインドネシア料理店「せでるはな」が2016年に閉店したその跡地を受け継いだのが「cabe(チャベ)」。

ナシゴレンやサテーといったスタンダードなメニューだけでなく、現地の屋台料理や家庭料理、セットメニューにデザートと、そのレパートリーはすごいのひと言です。

味付けは現地式ながら、多くの日本人が苦手と思われる「臭み」は控えめで、誰もが素直に「うまい!」と思える味に仕上がっています。

グレカンビン

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990円(税込) +ライス220円(税込)
本当に何を食べても外さない「チャべ」ですが、私が絶対にオーダーするのがこの「グレカンビン」。インドネシアのシャバシャバなヤギカレーなんです。

沖縄料理でヤギ肉を食べたことある人などは「けっこう臭みあるんじゃ?」と警戒するかもしれませんが、はっきり言って臭みゼロ。なのにヤギ独特の旨味がカレー全体に染み渡っていて、何というか「うまい」としか言いようがない絶品カレーなのです。

皆さんもぜひ一度食べてみてください。絶対人に勧めたくなりますから。
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3. 住宅街に隠れた、東京スープカレーの最高峰「薬膳スープカレー シャナイア」

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「スープカレー」の本場といえば札幌。けれど札幌のスープカレーマニアにも全力でおすすめしたい東京スープカレーの名店が目黒にあります。移動販売から始まり、2012年に実店舗をオープン。住宅街の奥の奥、普通に歩いていたら絶対見つけられない場所にあるにもかかわらず、そのおいしさが評判を呼び、今や大繁盛店になりました。

10年の間じっくりとブラッシュアップされてきたそのスープカレーは、もはや圧巻の域。東京スープカレーの最高峰と言っていいでしょう。お店の外観も内装も、ネコがモチーフになっているところもチャーミングです。
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