A ダルバート(カレー2種)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,080円(税込)
ネワール族らしいエレガントでスタイリッシュな盛り付け。「ラクシュミー」のダルバートがガッツリとした旨味重視なのに比べ、こちらはスマートなスパイス使いと、ピリリとした辛さのメリハリで楽しませてくれます。

チキンカレーは骨付きでシャバシャバ。野菜カレー(野菜のタルカリ)はしっかり辛めの味付けと、大ぶりにカットされた冬瓜のジューシーさの対比がたまりません。細めカットで酸味たっぷりのムラコ(大根)アチャール、複雑な香りが楽しいゴマのアチャールも秀逸。ダルスープは塩気、にんにくともに抑えめで、ほかのおかずやカレーと混ぜることで全体をまとめる役割を担ってくれます。

スパイス感はあるけれど、重くなくサラリといただける、ランチ向きのすぐれたダルバートです。
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7. インド・ネパール料理店なのにチャーハンがうまい!?「マヤ目黒店」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ネパール料理密集地・目黒でも、ちょっと変わった立ち位置なのがここ。ネパールのローカル色は抑えめで、ナンやタンドリーチキンといったスタンダードなインド料理が人気なのですが、タコスやらチャーハンやら、ちょくちょくインド人にはない発想が入ってくるんです。

目黒のカレー店としては広めなので、職場の飲み会なんかにもピッタリですよ。

フライドライスセット

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

950円(税込)
ランチタイムでおすすめしたいのがこちら。カレー自体は標準的なインドカレーなのですが、組み合わせるのがナンじゃなくてフライドライスなのです。

念のために言うと、最近注目されているビリヤニではありません。いわゆる炒飯。町中華でいただける、あのチャーハンです。ネパールは中国に隣接していることもあり、中華系料理も普通に食べるんですよね。

そしてこの炒飯にインドカレーをかけるという行為自体が、やってみると実に素晴らしいんです。近所の中華で炒飯を、インド料理店でカレーをテイクアウトして家でやってみたくなるほど。気になる方は一度試してみてくださいね。
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8. インド×コリアンな要素も楽しい人気スパイスカレー「ケラク」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

目黒駅近くでスパイスカレーが食べたいと思ったらこちら。「こんぴら茶屋」のすぐ脇に入り口があります。

韓国料理店が業態変更して生まれた異色のカレー店で、カレーの監修は代々木上原の人気店「ハルダモンカレー」。付け合わせにキムチとナムルが添えられたり、コリアン系の焼肉名店とコラボしたメニューが出たりと、そのルーツを活かした楽しみもあります。

ちなみに店名の「KERAKU(ケラク)」とは、「煩悩を超越した快楽」を意味するそう。カレーを食べて煩悩から脱却してみましょう。

A+B+Cあいがけ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,600円(税込)
時期に合わせて常時3〜4種用意されている「Today’s Curry」。それぞれ趣向が凝らされているので、せっかくならあいがけがおすすめです。

写真は基本の「カルダモンチキンカレー」に、インド・ゴアの名物カレー「ポークビンダルー」、季節と和を感じる「秋のサーモンイクラカレー」の3種盛り。個性豊かなワンプレートに心躍ります。何がいただけるかは、その日のお楽しみ!
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9. 東京屈指、正統派の北インド料理店「アヒリヤ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

権之助坂の中腹にあるこの場所にはかつて、東京屈指の北インド料理名店「ルソイ」がありました。「ルソイ」閉店後、この地を受け継いだのが「アヒリヤ」。代々木に本店を構え、「ルソイ」と双璧をなすと言われていた北インド料理の名店です。

ナンやバターチキン、タンドリーチキンといった北インド料理の定番はもちろんのこと、他店ではあまり見かけないおもしろい料理もたくさん。本店と違って広々とした店内は、インド料理パーティーにもピッタリですよ。
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