ライター : macaroni 料理家 えも

料理研究家 / 調理師 / 製菓アドバイザー

抹茶パウダーがないときどうする?

こんにちは。macaroni 料理家のえもです!この連載ではお菓子作りが大好きな私が、写真付きでていねいにお菓子の基本を解説しています。

お茶の香りとほろ苦い風味がたまらない、抹茶のお菓子。手作りしてみたいけれど、「抹茶パウダーを常備していない」「高価だから手が出しづらい」と思ったことはありませんか?また、「抹茶ラテや緑茶で代用できないのか?」と思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、抹茶パウダーの代用品についてご紹介。抹茶パウダーの代わりに使えそうな3つの食材を使ってクッキーの仕上がりがどう変わるのかを比較していきます。

前回の記事はこちら▼

抹茶パウダーの代用品の特徴

抹茶パウダーと緑茶パウダー、グリーンティー、抹茶ラテを使ってクッキーを作ります。まずはこれらの食材について、それぞれの特徴を紹介します。

抹茶パウダー

収穫前にお茶の葉を被覆して日光を遮って育てた碾茶(テンチャ)を挽いて粉末にしたものです。日光を遮ることで葉の緑が濃くなり、旨味成分のテアニンが増えてまろやかな風味と味わいのお茶ができます。飲み物として楽しむ以外にも、お菓子や料理にも幅広く使えます。

緑茶パウダー

一般的に飲まれている煎茶を粉末にしたものです。碾茶とは逆に日光を当て育てることで、旨味成分がカテキンに変換されます。そのため抹茶に比べて旨味成分が少ないですが、脂肪燃焼作用や抗酸化作用が期待できるカテキンが豊富に含まれているため、体によいお茶といえます。

グリーンティー

抹茶に砂糖や甘味料を加えて甘味をつけた粉末です。抹茶にはほとんど甘味がありませんが、砂糖を加えることで抹茶の香りは残しつつ苦味を抑え、飲みやすくした商品です。粉末自体に砂糖が入っているので、お菓子作りで使用する場合は砂糖の分量を調整するしたほうがよさそうです。

抹茶ラテ

抹茶に砂糖や乳成分が入った、お湯を注ぐだけで抹茶ラテが作れる粉末です。グリーンティー同様、甘味があるため、お菓子作りで代用する場合はほかの材料とのバランスを考える必要があります。

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