ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

背徳感たっぷり。秋田名物バター餅を再現!

お正月についたり買ったりしたお餅、あまっていませんか?あまったお餅の消費に困ったら、「バター餅」がおすすめ。

お餅や砂糖、バターなど手軽な材料だけで簡単に作れる、バター餅を再現!スーパーマーケット「ヤオコー」のレシピを参考に挑戦してみました。

バター餅とは?

バター餅とは、秋田県の北秋田市を中心に古くから愛される郷土菓子のこと。その名の通りバターを使うのが特徴で、ついた餅米に砂糖、バター、卵黄をなどを練り込んで作られます。バターと砂糖をたっぷり使っているため時間が経っても硬くなりにくいのが特徴で、おやつや保存食としても重宝されています。

材料(2人分)

Photo by muccinpurin

  • 切り餅 3個
  • バター 8g
  • 片栗粉 大さじ1/2杯
  • 片栗粉(打ち粉用) 適量
  • 〈a〉
    • 卵黄 1/2個分
    • 砂糖 大さじ2杯と1/2杯
    • 少々

作り方

1.餅を電子レンジで加熱する

ボウルに入った餅

Photo by muccinpurin

ボウルに切り餅と水(分量外の80ml)を入れてふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで約2分半加熱します。
ボウルに入ったやわらかい餅

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ここでしっかりと餅をやわらかくするのが、このレシピ最大のポイント。加熱が少なすぎると材料を混ぜるあいだに餅が硬くなり、作業がしづらくなります。とろりとするまでしっかりと加熱しましょう。

2.餅をつぶし、調味料を混ぜる

ボウルをヘラで混ぜる様子

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餅がやわらかくなったら水を捨て、〈a〉を加えてよく混ぜます。餅が冷めると硬くなるため、なめらかになるまで手早く混ぜてください。
卵黄を混ぜた黄色い餅

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卵黄、砂糖、塩を加えてさらに混ぜます。卵黄が冷たいと餅が硬くなるため、なるべく常温に戻してから混ぜると作業がしやすくなりますよ。

3.バターを加えてさらに混ぜる

バターを加えて混ぜる様子

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バターを加えてなめらかになるまで混ぜ、片栗粉を加えてさらに混ぜます。 室温が低かったせいか餅が硬くなるのが早く、筆者はここで軽くレンジにかけて温めました。卵黄が入っているため加熱しすぎは禁物。ふんわりとラップをかけて20秒〜30秒程度、様子を見ながら加熱してみてくださいね。

4.棒状に伸ばして固め、食べやすく切る

伸ばしたバター餅

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バットやまな板に打ち粉用の片栗粉を振り、バター餅を入れて棒状に伸ばす。粗熱が取れたら食べやす大きさに切ります。 縁がない平らなまな板がおすすめ。塊のままだと伸ばしにくいので、2〜3等分してから伸ばすと作業がしやすくなりますよ。 そのまま置いて切れる硬さになったら、包丁に片栗粉を塗して切ります。ひと思いに押すように切り、包丁についた餅を取り除いてから次の餅を切るときれいに切れます。
※お使いの機種によって加熱時間は異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

上手に作るコツ・ポイント

上手に作るコツ・ポイント

  1. 餅は加熱時にしっかりやわらかくする
  2. 棒状に伸ばす際は平らなまな板を使用する
  3. 卵黄が冷たいと餅が硬くなるため、なるべく常温に戻しておく
  4. 餅を混ぜるときは手早く行う

バター香る、ほんのり甘い罪な味

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できあがったバター餅は冷めてもやわらか。見た目は和菓子のようですが、バターのミルキーな香りが漂います。これは最高……。

従来のバター餅と比べてかなりバターと砂糖が控えめなので、バター餅の中ではわりとヘルシーなレシピかもしれません。とはいえバターの豊かな風味、砂糖のやさしい甘さが加わったバター餅は、子供はもちろん大人にとっても癒しの味。温かいお茶はもちろん、コーヒーとも相性がよさそうです。

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砂糖とバターが控えめなため、あまりに冷たくなるとやや硬くなりますが、食べられないほどではありません。できたてのやわらかさにしたい場合は軽くレンジで温めるか、砂糖の分量を増やしてみるのもいいでしょう。

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