ライター : saya

管理栄養士

だしの旨味たっぷり!しじみスープを手作りしよう

濃厚で少しクセのある味わいのしじみ。小さめな粒にぎゅっと詰め込まれた、うま味成分は炊き込みごはんやスープと相性抜群ですよね。

さまざまな調理方法があるなかで、特におすすめな食べ方がスープに入れることです。しじみの栄養を逃さず摂取できます。また、みそ汁以外にも洋食や中華風、韓国風の味にも合わせられるので、バリエーションが豊富です。

しじみスープにはうれしい効果も

しじみはたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富な食材です。そのなかでも、ビタミンB12や鉄は特に多く、貧血の対策ができると言われています。

また、しじみには二日酔いのときに摂りたいオルニチンという栄養素もたっぷり含まれているのも特徴です。オルニチンは肝臓の働きを高めたり、新陳代謝を促したりします。このことから、「お酒を飲んだあとにはしじみ汁を」と言われてきました。しじみ汁は飲酒量の多い方の味方になってくれますよ。(※1,2,3)

【和風】しじみスープのレシピ4選

1. うまみたっぷり。しじみのみそ汁

昆布でだしを取る、しじみと三つ葉のみそ汁です。シンプルだからこそしじみのうまみを強く感じられますよ。

食事のお供にはもちろん、お酒を飲んだあとにもおすすめな一杯です。しじみのうまみとみその風味でホッとすること間違いなし。

2. ゆずの風味が爽やか。しじみ大根汁

大根としじみの食感の違いを楽しめるしじみ大根汁。昆布だしとしじみを10分以上弱火にかけて煮るのがポイントです。

灰汁が出てくるので丁寧に取り除けば、おいしさがアップしますよ。食べる直前に小口ねぎとゆずを加えれば、上品な味わいに仕上がります。

3. 葛粉としょうがで体温まる。しじみのとろみ汁

葛粉でとろみをつけるのが、ポイントなとろみ汁。すまし汁に似た味わいですが、とろみがあることでより一層、体が温まるひと品になりますよ。

具材はしじみと小口ねぎのみなので、しじみのおいしさをダイレクトに感じられます。葛粉がないときは片栗粉でとろみをつけましょう。

4. しじみだしと昆布だしで。しじみと菜の花のスープ

味付けは昆布だしと塩、酒、しょうがの絞り汁だけ。シンプルだからこそ、しじみのだしの味をしっかりと味わえる和風ベースのスープです。

お酒のあとはもちろん、胃腸が疲れているときにもおすすめですよ。お好みでこしょうや山椒を加えてみてください。味のアクセントになっておいしく食べられますよ。

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