老化対策に役立つ「β-カロテン」

トマト100gあたりには、β-カロテンが540µg含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるほか、強い抗酸化作用があるのが特徴です。

β-カロテンは、体内で過剰になると細胞の老化を引き起こす、活性酸素のはたらきを抑えてくれます。老化によるシワやシミが気になる方は、ぜひ意識して摂ってみてくださいね。(※4,21,22)

皮膚の健康を維持する「ビタミンC」

トマト100gあたりには、ビタミンCが15mg含まれています。ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわっており、皮膚の健康維持に役立つ栄養素です。また、鉄の吸収を促すはたらきもあります。

ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、生のまま食べられるトマトなら、栄養を無駄なく摂れますよ。(※4,23)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

トマト100gあたりには、カリウムが210mg含まれています。カリウムは、摂り過ぎるとむくみの原因になる、ナトリウム(塩分)の排出を促す作用があるミネラルです。

濃い味付けが好きな方や、加工食品をよく摂る方は塩分の過剰摂取につながりやすいため、トマトのようなカリウムが豊富な食品を意識して食べてくださいね。(※4,18)

トマトの食べ過ぎに気を付けよう!

トマトを食べ過ぎると体が内側から冷えたり、下痢につながったりすることがあります。トマトにはリコピンやビタミンCなどのさまざまな栄養が含まれていますが、適量を摂るよう心がけましょう。

トマトをはじめとする緑黄色野菜の摂取目標量は、一日あたり120gです。トマト1/2~1個程度で、この目標を達成できますよ。上手にトマトを摂り入れてくださいね。
【参考文献】
※4 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2024/03/29参照)
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