ライター : いとう まさと

WEBライター

garni(ガロニ)とは?

「garni(ガロニ)」とは、フランス語で「付け合わせ」を意味する言葉です。正式な表記は「garniture(ガロニチュール)」。日本では、略してガロニと呼ばれることがあります。野菜を使う料理が多く、マッシュポテトやにんじんのグラッセなど普段なじみのある料理もガロニのひとつです。

「ガロニ」と「ガルニ」の違い

日本では「ガロニ」という呼称が一般的ですが、「ガルニ」と呼ぶこともあります。これは単に「garniture」をどう読むかという違いであって、意味に違いはありません。どちらかというと「ガルニ」のほうが本来の響きに近いという意見もありますが、意味合いとしては同じものと考えておけばいいでしょう。

ガロニの定番「パスタ」。料理の下に敷くのはなぜ?

ハンバーグやフライなどの下にパスタが敷かれていることがありますよね。お弁当で見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?実はこれもガロニなんです。ここではお弁当に敷くパスタの役割について解説しますよ。

熱が伝わらないようにするため

お弁当おかずにパスタを敷く理由は主にふたつ。ひとつは、おかずの熱が容器に直接伝わらないようにするため。おかずを熱いまま詰めると容器が変質してしまうおそれがありますが、パスタを敷くと空気の層が作られて蒸気が抜け、変質を防ぐことができます。

油分・ソースを吸わせるため

もうひとつは、おかずの油分やソースをパスタに吸わせるため。お弁当には揚げ物を使うことが多いため、べちゃっとするのを防ぐだけでなく、パスタにソースを絡めて食べることもできて一石二鳥なんですよ。

これらの理由から、お弁当はもちろん、ガロニに水分が多いものは向いていません。以下で、ガロニパスタを作るときのポイントをご紹介します!

ガロニパスタを作るうえでの注意点

パスタをガロニに使うときは、できるだけシンプルに味付けするのがポイントです。おかずのおいしさをキープするためのものなので、パスタの味が濃いとおかずの味に影響してしまうことが。コンソメやバターを和えるほか、塩こしょうで軽く味付けするのもおすすめです。

なお、ガロニパスタは揚げ物の下に敷くことが多いため、味付けにオイルを多用するとくどくなってしまうことがあります。パスタの油脂類を控えめにすると、バランスのよいお弁当に仕上がりますよ。
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