離乳食中期(生後7ヶ月〜8ヶ月ごろ)

離乳食中期では、舌でつぶせる豆腐くらいのかたさが目安です。ペースト状をゴックンと飲み込めるようになったら、少し温め、やわらかくなったものを粗くつぶしてみましょう。

1食にバナナを与える量は10gほど、ななめ薄切りのもの2枚程度にし、ほかの野菜を合わせて20~30gが目安です。(※2,3,6)

離乳食後期(生後9ヶ月〜11ヶ月ごろ)

離乳食後期では、歯茎でつぶせるバナナくらいのかたさが目安です。初めは5〜7mm角くらいに切ってあげてみてください。手づかみ食べの場合は、1cmくらいの手で持ちやすい大きさに切ってあげましょう。

1食にバナナを与える量は、10~15g程度。ほかの野菜と合わせて30~40gが目安です。(※4,7,8)

離乳食完了期(生後12ヶ月〜18ヶ月ごろ)

離乳食完了期では、歯茎で噛める肉だんごくらいのかたさが目安です。手づかみ食べに慣れ、バナナを前歯で噛みちぎって食べられるようになったら、4等分程度に切って与えてもOKです。はじめは様子を見ながら徐々に慣らしていきましょう。

1食にバナナを与える量は、15~20g程度。ほかの野菜と合わせて40~50gが目安です。(※8,9)

離乳食でバナナを食べさせるときの注意点

注意点

  1. アレルギーに注意する
  2. 月齢にあった調理方法で与える
  3. 食べさせすぎないようにする

アレルギーに注意する

前述したように、バナナを始めて与えるときには、アレルギーに注意して進めましょう。体調の良い午前中に、ひとさじから与えてみて、問題がなければ量を少しずつ増やします。もし、皮膚症状や嘔吐、息苦しそうにしているなどの症状が急に見られたら、自己判断せず病院を受診しましょう。(※2,3,5)

月齢にあった調理方法で与える

バナナはやわらかく、そのままでも食べやすい食材ですが、そのときの発達に合ったものを与えましょう。初期から中期までは、加熱してやわらかく、消化をよくしたものが望ましいです。また、細菌への抵抗力も弱いため、衛生面に留意しましょう。

バナナだけに限らず、離乳食を進めるにあたって、子どもの様子を見ながら対応していくことが大切です。(※1,4)
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