見た目を比較

Photo by macaroni

色の違いはそこまでありませんが、見た目からもすでに固さの違いがわかりますね。乳脂肪分の高い47%の生クリームで作った生チョコと、牛乳を調整して作った生チョコが一番しっかりと固まり、形もきれいに仕上がっています。

乳脂肪分が低い35%の生クリームとホイップの生チョコは、クッキングシートから外す際にも少しベタつき、やわらかい仕上がりでした。そのため角が丸みを帯びた仕上がりになっています。冷蔵庫から取り出してすぐに作業を進めないと作業しづらくなってしまう印象でした。

味と食感を比較

生クリーム(47%)

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47%の生クリームで作った生チョコはもっとも濃厚で、クリームのコクがしっかり味わえる仕上がりになりました。口の中に入れると舌の上でゆっくりと溶けていきます。

形がしっかりとしているので、クッキー型でくり抜いてお好みの形に仕上げるのにもおすすめです。

生クリーム(35%)

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35%の生クリームで作った生チョコは、47%のものと比べるとクリームの風味やコクは劣りました。

しかし、カカオの風味がしっかりと感じられ、バランスのよい仕上がりでした。非常にやわらかく、口の中に入れるとスッと溶けます。

ホイップ

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ホイップで作った生チョコは、生クリームの生チョコと比べるとすっきりとした仕上がりに。

使用するホイップにもよりますが、製品に含まれている香料の香りがします。35%の生クリームと同様、口の中に入れると舌の上でスッと溶けました。

牛乳

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牛乳で作った生チョコは、口溶けは47%の生クリームで作った生チョコに近付けることができましたが、やはり風味やコクは劣ってしまい、カカオの香りをダイレクトに感じる仕上がりになりました。

軽い味わいなので、あっさりとしたスイーツが好きな方におすすめです。

分量を変えれば牛乳でも生チョコは作れる!

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検証の結果、「割合を変えれば牛乳でも生チョコは作れる!」ということがわかりました。乳脂肪分の違いから、生クリームを使用したレシピと同じ割合で作ることはむずかしいものの、分量を調整することできれいな生チョコを作ることができます。

コクや風味、なめらかな口溶けを重視する場合は40〜47%の乳脂肪分が高い生クリームで作ることをおすすめしますが、あっさりとした味わいで軽い口溶けが好みの方は乳脂肪分の低い生クリームや牛乳で作ってみるのもいいですね♪

35%の生クリームやホイップなどの乳脂肪分が低いクリームで作る場合はチョコレートの割合を少し増やして1:2.5(生クリーム:チョコレート)くらいの割合で作ると扱いやすい固さになりますよ。

また、牛乳で作る場合は、100gのチョコレートに対して牛乳大さじ2杯(約30cc)の割合で作るのがおすすめです。このままでもおいしく仕上がりますが、溶かしバター(無塩)を5〜10gほど加えると、コクがプラスされて生クリームで作った生チョコに近い仕上がりになります!

今回はクリームだけを変えて実験しましたが、使用するチョコレートの種類が異なれば、ほどよい固さになる割合や味わいに違いが出るかもしれませんね。

動画でもご紹介しているので、ぜひチェックしてください♪
次回もお楽しみに!

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