4. 薄力粉を加え、よく混ぜる

Photo by Mio Gohda

薄力粉をボウルに加え、均等にむらなく混ぜます。泡立て器を使うと、あっという間に混ざります。

「小麦粉は一気に入れても大丈夫です。泡立て器でしっかりかき混ぜれば、ダマになりません」

5. 鉄鍋を熱し、バターを入れて鍋になじませる

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鍋をよく熱し、バター10g(分量外)を入れ、鍋底になじませます。

「ここがひとつ目のポイント。鍋をカンカンに熱してください。生地を入れると鍋の温度がどうしても下がってしまうので、しっかり熱しておかないと生地がうまくふくれないんです」

6. 生地を流し入れ、オーブンで焼き上げる

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バターを馴染ませた鍋に生地を一気に流し入れます。

「ふたつ目のポイントは、生地を鍋に入れたらすぐに予熱したオーブンに入れること!これさえ守れれば生地はしっかりふくらみますよ」

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生地を鍋に入れたら予熱していたオーブンにすぐ入れて、10〜12分ほど焼きます。

「生地がふくらんで表面に焼き色がついたら焼き上がりです。途中でオーブンを開けるとしぼんでしまうので、焼き色を見て判断してくださいね」

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時間とともに生地はむくむくとふくらんで、焼き上がるころには鍋の高さを超えてきます。

8. 鍋から取り出し、トッピングをのせる

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焼き上がったら、鉄鍋からフライ返しを使って取り出し、皿に移します。

「ダッチベイビーはオーブンから出すとすぐにしぼみますが、それでいいんです。しぼまないと鍋から取り出せないんですよ。しぼみはじめたらフライ返しを鍋肌から入れれば鍋からすぐに取り出せます」

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焼き上がった生地に、ブッラータチーズを崩しながらのせます。

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ルッコラ、生ハムをトッピングします。

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粗挽き黒こしょうを振り、メープルシロップを回しかければできあがりです。

ダッチベイビーはパーティーを盛り上げる映えレシピ

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ブッラータチーズ、ルッコラ、生ハムが賑やかに盛りつけられた、食事代わりのパンケーキのできあがりです。かわいいビジュアルの映えレシピでありながら、ひと口食べてびっくりのおいしさですよ。

「メープルシロップがいい仕事しているでしょう?甘味を抑えた生地なので、生ハムともメープルシロップとも相性抜群です!

チーズはブッラータでなくても、モッツァレラ、リコッタ、フェタなども合います。グリーンはルッコラみたいに少し苦味を感じるものがおすすめ。例えばサラダ春菊やホワイトセロリかな。炒めたきのこをのっけてもいいですよ。

ダッチベイビーは簡単にできて、イベント気分を盛り上げるにはぴったりですね。鍋さえ入ればオーブントースターでも作れます」

筆者もさっそく作ってみましたが、簡単に作れるのに評判も上々。なによりキッチンにある材料で、こんなに華やかなひと皿ができるのがうれしいですよね。パーティーやイベント時の映えレシピとしてはもちろん、週末のブランチや平日の朝食にも活用できそうです。

次回は「ラザニア」のお手軽レシピをご紹介

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次回のレシピは「お祝いの日のラザニア」です。イタリアでは特別なときに食べるという卵や野菜たっぷりの豪華バージョン、どうぞお楽しみに。
取材・文/古川あや
撮影/強田美央


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