ライター : macaroni 編集部

お好みのハーブティーで!ベーコンといろいろ野菜のハーブスープのレシピ

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

最小限の調味料を使う、シンプルで滋味深いレシピを数多く考案されている角田さん。本連載でご紹介する4種のスープは、すべて“だし”を使わず、加える調味料もごく少量。角田さんご自身があまり胃腸が強くないことから、体にやさしくて味もよいレシピを求め、たどりついたスタイルです。

今回のスープは、野菜やベーコンなどの素材の旨みを活かしつつ、仕上げになんとハーブティーをプラス!疲れた胃や体にもすっと染み込むような味わいです。手軽に作れるスープですが、火の入れ方や材料を加えるタイミングなど、おいしく仕上げるコツが随所に散りばめられていますよ。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

料理研究家/角田真秀(すみだまほ)さん 東京・九段下で飲食店を営む父母のもとに育ち、販売業、カフェ勤務、実家での修業を経て、フードユニット「すみや」を夫とともにスタート。ケータリングや企業向けのレシピ監修などを手がけながら、雑誌や書籍で活躍中。著書に『塩の料理帖:味つけや保存、体に優しい使い方がわかる』(誠文堂新光社)ほか多数。焼き菓子やオリジナルブレンドコーヒーなどを不定期で販売するオンラインショップも運営
「ベーコンを主役に玉ねぎ、にんじん、セロリ、キャベツなど、身近な野菜を使うスープです。野菜を刻んで炒めて煮る、というシンプルなレシピで、調理時間は15分くらいのクイックスープですから、忙しい朝にもぴったりです。

ポイントは味に奥行きをもたせるために、ハーブティーを加えること。スープにハーブティーを使うレシピはとても気に入っていて、塩分を控えたいときは、香りを足すことで満足感を損なわずに作れます。滋養にあふれる飲み物なので、体調も整います。これからの季節に大活躍してくれるスープです」

材料(2人分)

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

調理時間:15分

・ベーコン……80g
・セロリ……1/2本
・玉ねぎ……1/4個
・にんじん……1/2本
・キャベツ……1枚
・かぶ……小2個
・しょうが……1/2片
・塩……小さじ1/2杯
・水……100cc
・ローリエ……1枚
・オリーブオイル……小さじ1杯

・好みのハーブティー……1袋
・水……400cc(ハーブティー用)

下準備

・ベーコンを1cmほどの幅に切る
・セロリは葉を切り分けて、筋を取り、1cmほどの賽の目切りにする
・玉ねぎ、にんじん、かぶを1cmほどの賽の目切りする
・キャベツを2〜3cmのざく切りにする
・しょうがをみじん切りする

※切り分けたセロリの葉は使用するので、捨てないでください

作り方

1. ハーブティーを抽出する

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

ハーブティー用の水で湯をわかし、ハーブティーを抽出する。

「今回使ったのはオレンジ、にんじん、レモン、りんごのブレンドティーです。おすすめはレモングラスやジンジャーで、カモミールのような甘みのあるもの以外はなんでもOK。ハーブティーの成分をしっかり抽出するためにも、野菜を炒める前のタイミングでお湯につけてください」

2. 玉ねぎ、にんじんを炒める

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鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、まずは玉ねぎ、続いてにんじんを加えて炒めます。焦がさないようにかき混ぜながら加熱します。

「玉ねぎとにんじんは同時に入れてもいいくらいです。気軽に作れるのがこのスープの特徴なので、細かなことは気にせず、どんどん野菜を入れて炒めていきましょう」

3. ベーコンを加える

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

玉ねぎが透き通ってきたら、ベーコンを加えてさらに炒めます。

「ベーコンを加えると脂が出てくるので焦げにくくなります。今回はブロック状のものを大きめにカットしましたが、ほかの材料と同じように賽の目切りしてもいいですし、スライスベーコンでもOKです。ソーセージに変えてもおいしくできますよ」

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